【今更聞けない】ヘナ後のシャンプーやリンス、正しい取り扱い方法。
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
これからヘナをしようとしている人、既にいつもされている人、
「ヘナ後のお家での正しいお手入れ、把握してますか?」
もしかしたら色の発色を妨げるような事をしてしまっているかもしれません、ぜひこの機会に理解を深めてよりヘナの効果を引き出して下さい。
【今更聞けない】ヘナ後のシャンプーやリンスの正しい使用方法。
因みに当店では施術後にハーブシャンプーとクリームシャンプーで優しく洗う方法を取っていますが、従来のシャンプーでは味わえない心地よさが評判ですので是非体感しに来てくださいね。
ヘナ後”2日間”は湯シャンが良い
まずヘナ施術をして2日間は湯シャン(お湯で流すだけ)をおすすめします。
理由は二つあります。
- ヘナ自体に頭皮と髪の洗浄成分がある
- 通常のシャンプーだと色落ちしやすい
1から順に説明していきますね。
ヘナには髪や頭皮の不純物を除去する《頭皮パック》の効果もあります。
「ヘナ後に頭がスッキリ軽くなった」と感じる人が多いのがその証拠です。
なので逆にシャンプーの必要がない状態と言えるでしょう。
次に2の「通常のシャンプーによる色落ち」について。
従来の泡立つシャンプーには”界面活性剤”という洗浄成分が入っています。
特に市販されている安価なシャンプー剤などは、泡立ちを良くする為に大量の界面活性剤が含まれています。
その場合ヘナのような植物の天然色素はすぐに落してしまいかねません。
特に発色が完成していない2日間は使用する物に十分に気を遣った方が良いでしょう。
上記の理由から、染めたて(できれば2日間)は湯シャンをおススメしています。
リンスやトリートメントはOK
「ヘナ後は泡立つシャンプーせず湯シャンが良い」事はご理解頂けたと思います。
では
これに関しての当店の回答は、
です。
市販のトリートント類は髪の表面をコーティングするだけの物が殆どですので特に問題はありません。
ただPH(アルカリやら酸性やら)の関係で多少影響が出る場合も無きにしもあらずなので、使うなら弱酸性~中性の物が好ましいですがそこまで気にする必要ありません。
因みにヘナ歴の長い【ヘナ髪】の人はもはやトリートメントなどの要らない髪の毛になってると思いますが、まだ初めて間もない人は髪の毛のキシミが気になるかもしれません。
これは【ヘナショック】という現象で決して悪い状態ではありませんのでご安心を、ただギシギシするのは嫌だと思うのでそんな時は迷わずいつも使用しているリンスやトリートメントを湯シャンの後にでも使って下さい。
その際は髪の中間~毛先にかけて塗り、粗めのクシなどでとかしながら馴染ませてあげるといいでしょう。
匂いが気になる場合
「ヘナ染めって髪が痛まないし艶がでるから良いんだけど匂いが…」
って人案外居ます。
そんな人は一日目だけ湯シャンにして、二日目にシャンプーして下さい。
その際もゴシゴシ洗うというよりは、優しく泡立ててから頭皮を優しくモミモミする感じで。
激しく洗っては肌や髪に良くありません。
ただこれはあくまでも〈どうしてもヘナの匂いが気になる〉という人向けです。
最初にもお伝えしたように、そもそもヘナには頭皮の洗浄効果も備わっていますし天然色素なので刺激の強い洗浄剤(シャンプー)では色落ちしやすいです。
髪が乾いている時は思ってるほど周りに匂いは分からないのと、回数を重ねていけばあまり気にならなくなってきますがどうしてもいつもそれに悩まされているという方は、二日目に洗ってみて下さい。
※洗うならクリームシャンプーがおすすめ!
参考記事:ヘナ後に”きしむ”という人にピッタリなシャンプーがあります。
頭皮が痒い場合
《ヘナ染めをして痒みがある場合のシャンプーについて》ですが、少し痒い程度の場合は2日目からシャンプーをして下さい。
もの凄く痒いという場合は植物アレルギーの可能性がありますので色落ちなど気にせず一日目でも直ちにシャンプーで洗い流しましょう。
おそらく痒みが生じる殆どの原因は”インディゴ”に反応している場合が殆どです。
自然の植物でも【ミソハギ科のヘナ】より【マメ科のインディゴ】の方がアレルギー反応を起こしやすい人が多いみたいです。
当店のお客様でも「若干痒みがあった…」と仰るのはヘナとインディゴのミックスで施術した場合が大半でヘナだけで施術した場合はほぼ聞いた事がありません。
この痒みも段々と無くなっていくケースがあったり、体調などにより出たり出なかったり様々です。
心配な方は必ず事前にパッチテストをしましょう。
濡れてると衣服などに色移りしやすいので注意
それからシャンプーではありませんが、ヘナ染めをした後数日間(二日程)は色移りしやすいです。
髪の毛が濡れた状態のままですと、衣服や枕などにヘナやインディゴの色素が付いてしまいますので直ぐに乾かしましょう。
また白いタオルなどの使用は避けて頂いたほうがいいかと思います。
夏場などで汗をかきやすい場合なども小まめに汗をふきとるようにして下さい。
とはいえ、『泣いてマスカラが流れていく』様な状態になるわけではないのでご安心を。
ヘナだけの場合は付いても直ぐに洗えばOK、インディゴは付くと厄介なのでもし白シャツなどで外を出る様なお仕事をされている場合はお休みの前日に染めてあげるなど工夫をしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
何も考えずに『2日目くらいから普通にシャンプーしてしまっている』人が多いのではないでしょうか?
勿論それでもいいのですが、ヘナ染めの性質や効果を最大限に発揮させるには最低2日は我慢するのが良いでしょう。
特にインディゴをブレンドして白髪染め目的などで使用されている方はこれを意識するだけで染まりが良くなる事もありえます。
※インディゴは(水分と時間)が大きく関係するのでじっくり染める必要がある為、早くに洗い落すと定着しにくい。
その後もなるべく洗浄成分の弱い低刺激のシャンプーを選んで使った方が、より早くヘナの効果を実感できますよ。
それでは素敵なヘナライフをお過ごしください。
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