専門店がヘナの疑問【おしっこ】【洗浄力】【切れ毛】を徹底解説

こんにちは。

吹田市千里山『ヘナ専門店マイフ』の小牧です。

先日SNSで質問を募集したところ、4つ頂いたのでその解答をこちらにもまとめてご紹介していきます。

ーー《下記のお好きな項目から読めます》ーー

 

ヘナに洗浄力はありますか?

ヘナには皮脂や不純物を取り除く力がありますので、施術後は頭皮がスッキリする方が多いです。

これはクレイパックと原理が似ていてイオン吸着(プラスマイナス)による効果。

だからといってやり過ぎると、必要以上に皮脂を取り過ぎたり乾燥の原因にもなりかねませんので、”適度に”を心がけましょう。

なのでヘナをした後はそれ以上洗いすぎる必要がなく、当店でもハーブシャンプーを使ってお流しさせて頂きます。

ハーブシャンプーとは
完全ノンケミカル、6種類の植物や木の実、お花をブレンドした粉状のシャンプー剤。
洗浄力が優しい上に、美容室における科学物質の排水問題にも一役かってくれる優れもの。

ヘナをしたらおしっこの色が変わる?

こちらはネットでたまに見かける【都市伝説】みたいな内容。

おそらく頭皮にヘナを塗布する事で経皮吸収して尿として出る、と言いたいのだと思います。

しかし、実際に裏付ける証拠がなにもありません。

当店ではこれまでたくさんのお客様を施術してきており、少しデリケートな内容ではありますがその様な会話になった事も多々あります。

ですが「色が変わった」という話は聞いたことがありません。

お医者さんじゃないので100%とは言い切れませんが、今のところ99%ないだろうというのが当店の見解です。

ビタミン系などのサプリ摂取で尿の色が変わったという話は聞いた事はありますが、前提条件が違いすぎます

毎日、経口摂取しているものとヘナみたいに月1回(早くて2週間毎)頭に50分だけ付着しているものが同じような結果を生むとは中々考えられません。

もしヘナで尿の色が変わった人がいるならば、予想ですが《毎日や2日に1度ヘナをしていて、3時間以上置いている》ような人ではないかなと思います。

それならば、あり得るのかもしれません。

どこのヘナを使っていますか?

当店では『インディーハーブス』というメーカー1社で全ての施術を行っています。

ヘナナチュラル

ヘナ選びって数が多すぎて難しいですが、最も気を付けて頂きたのは、天然のヘナとインディゴを間違いなく使っているメーカーであるということです。

そもそもヘアカラーからヘナに変える理由として、薬品によるアレルギーの方が多くいらっしゃいます。

にもかかわらず、薬品の混ざったヘナを使うという事はアナフィラキシーなど大きな事故になりかねないので、十分に注意が必要です。

見て、聞いて、判断できない場合は、パッチテスト(腕などでアレルギー反応をチェックする)を必ず行ってください。

ヘナ染め3回目、〈切れ毛〉が気になるのですがヘナを続けたりハーブシャンプーで改善できますか?

この場合の【原因】と【対策】はいくつかあります。

まずハーブシャンプーから解説しましょう。

ハーブシャンプーで切れ毛を改善する事はできません

ハーブシャンプー 天然シャンプーハーブシャンプーとは「髪の毛や頭皮をなるべく優しく洗いたい」であったり、「シャンプーで髪や頭皮を痛めたくない」という方、「自然派志向」の方には適しているのですが、切れ毛を修復する力はありません

おそらく切れ毛が起こっているような髪の状態であれば、ハーブシャンプーだけだとギシギシになって終わりです。

なのでまずは髪質を良くしてから、悪くならないように使うという流れが一番おすすめです。

ヘナを続けていけば切れ毛が改善しますか?

確実に改善していきます。

ほとんどの方が、「繰り返すヘアカラーで髪のダメージが気になるので、ヘナに変えて綺麗にしていきたい」というケースだと思います。

ヘナに変える事で、継続的な薬品による負担が今後0ゼロになるので100%髪質改善していきます

ただ、初期の頃はなかなか切れ毛がすぐに無くなるという事はありません。

人それぞれですが早い人だと3回、平均で3か月くらいもすれば皆さん髪質の変化を実感し始めます。

「完全に良くなった!」「全然変わった!」までには半年~1年くらいが現実的。

なのでヘアケアを一気に《ヘナだけ》に変えるのではなくて、これまで使っていたトリートメントなどもそのまま併用しながらヘナを始めていくのがおすすめです。

ただしこんな人は…

もし、ヘナを始めてから切れ毛起こっている

のであれば【ケミカルヘナ】の可能性があるのですぐに使用を中止してください。

※人体に使用不可なヘナも普通に出回っています。

もう1つの【原因】で考えられるのは、塗布の粗さです。

ヘナはプロでも塗りにくいので、雑な塗布で切れ毛を作ってしまっているというケースもあるので、なるべく丁寧に塗布するように意識してみてください。

これは天然でもケミカルでも全て同じで、丁寧な塗布はとっても大切。

せっかく良い物を使っていても髪を乱暴に扱っていては良くなるどころか痛めてしまう原因になるので、なるべく優しく扱うように意識してみてください。

ブラウンで染めていて、なかなか髪質が良くならない人

この場合、インディゴを混ぜて染めていると思うのですが試して頂きたいのが、【ヘナだけ】に変えてみて下さい。

確かに色味はオレンジブラウンになりますが、白髪が少なかったり既に色素が付いている毛先であれば派手なオレンジになる事はありません。

指通り、ツヤ感、手触りが【ヘナだけ】の方が格上なのでぜひ試してみて下さい。

(ヘナだけの施術例)

白髪が多いとヘナだけで染めた場合、凄くオレンジになって困る方が多いと思います。

その時は伸びてきている根元はブラウンで染め、毛先だけヘナのみで【塗り分け】してみてください。

派手になりすぎずヘナの効果を最大限に感じていただけるのでおススメの染め方です。

 

==参考記事:カラー(薬品)で染めている髪にヘナしたらどうなるのかを解説==

まとめ

今回は以上になります。

質問からも分かるように、体や頭皮、髪の毛に対して丁寧に向き合っていきたいという方がヘナに興味を持って下さる事がほとんどです。

どうしても手間がかかる分、クイックに即効性を求める方には向きません

じっくりと植物の恩恵を感じながら美しくなる為に、ヘナやインディゴを使う。

それらを最大限に活かせるよう、私たちプロフェッショナルが居ますのでぜひお任せください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ご質問などは【専用LINE】からいつでもお気軽にお寄せください。