肌が弱い50代女性が【天然ヘナとインディゴで白髪染め】をしたら?

どうもこんにちは。

吹田市千里山で『天然ヘナ染めと髪質改善が得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。

 

今日は、

【肌の弱い50代女性がヘナ施術で白髪染め】をしたビフォーアフター写真付きの”解説記事”です。

白髪染めはしたいけど最近ヘアカラーをすると地肌がピリピリするのよね…

こんな悩みを抱えたお客様が当店にはよくいらっしゃいます。

もともと肌が弱い人だけではなく、段々と弱くなってくるケースもあるので少しでも気になるようであれば美容師さんに相談してみた方がいいでしょう。

今回の記事ではそんな人達が辛い思いをせずに染めれる”1つの方法”をお伝えします。

 

肌が弱い人は白髪染めできないのか?

頭皮がピリピリしている女性

まず初めに、ヘアカラーなどをすると頭皮がピリピリしたり、痒くなったり、痛かったりする人は肌が弱いという常識みたいになっていますが、そもそもソレが普通です。

というのもヘアカラーは髪の色素を破壊して新たに色素を入れるのですが、肌と同じような優しいモノ(弱酸性)では髪の色素を破壊する事などできません。

なので基本的に人間の体の性質とは異なるモノを使っているのでピリピリして当然、逆にしない人は肌が強いと言えるでしょう。

じゃあ肌が弱い人はどうすればいいのか?

普通のオシャレ染めなら〈頭皮にベッタリ塗布しない方法〉などで対処できますが、白髪染めの場合肝心なのは頭皮に近い根元部分の白髪ですよね?

となると頭皮に付けない訳にはいきません。

なので、染め方ではなく染料自体を選ぶ必要があるんです。

 

肌が弱い50代の女性の〈ビフォー〉

頭皮が弱い人にヘナ施術をするビフォ―写真

今回のお客様はずっとヘアカラーをされていましたが、頭皮のピリピリが段々ひどくなってきてヘナに変えようと思い当店へお越し下さいました。

写真はヘナデビューコース(一ヶ月内に三回集中的に染めるコース)を経て約一ヶ月経った頃のご来店時のものです。

頭皮が弱い人にヘナ施術をするビフォ―写真

毛先の方は以前までされていたヘアカラー毛が残っているので明るい状態で、少しクセとダメージで広がりやすさもあります。

頭皮が弱い人にヘナ施術をするビフォ―写真

白髪は全体的に多め、根元の方を見てみると1㎝くらい新しく生えてきたのが気になり出した頃合いでした。

頭皮が弱い人にヘナ施術をするビフォ―写真

頭皮が弱い人にヘナ施術をするビフォ―写真

 

天然ヘナによる白髪染め〈アフター〉

ヘナ施術アフター写真

 

まず染まり具合ですが、全体的には少し暗くなったように見えますね。

根元の白髪の部分は緑っぽく染色されています。

ヘナとインディゴ染めのビフォーアフター写真

ヘナとインディゴ染めのビフォーアフター写真

染まりあがりが緑っぽくなり段々とブラウンっぽくなっていくのがインディゴミックスの特徴です。(※後で理由を説明します。)

近くで見ると緑感が強く感じるかもしれませんが、全体的に見た時は意外と皆さん気にならないと仰っています。

ヘナとインディゴ染めのビフォーアフター写真

軽くブローもしていますが、ご来店時より艶とまとまりが格段にアップしました。

ヘナとインディゴ染めのビフォーアフター写真

こちらのお客様は、《染め途中、流した後、家に帰った後》全て不快感は無く過ごせたそうです。

ただ最初はニオイが少し気になったと仰っていましたが、回数を重ねるとそれも気にならなくなってきたそうです。

臭いに関しては好みの問題なので、気にする方はお休みの前日などに行うのがいいでしょう。

また詳しい染まり具合の解説は後程するとして、次に使ったものや施術工程のご紹介です。

 

白髪染めにはヘナとインディゴミックス

ヘナとインディゴを混ぜたパウダー

使ったものはヘナ:インディゴ 40%:60%です。

このミックスした色をハーバルブラウンと呼んでいます。

ある程度白髪の割合が多く、赤系の色味が嫌いな人には殆どがこの配合になります。

ヘナ塗布終わった状態

今回は白髪染めの他に、毛先が既カラー毛で少し明るくなってしまっているので暗くしたいという目的もあり根元から毛先まで一気に塗っていきました。

ヘナ塗布終わった状態

顔周りや分け目は結構ベッタリ塗り、毛先にいくにつれトリートメントの要領で丁寧に髪を整えながら塗布していきます。

ヘナ塗布終わった状態

この時決して揉み込んだり擦り込んだりしてはいけません、せっかく髪に優しいモノで施術しているのに物理的ダメージを与えているようでは意味がありませんので、毛先は特に丁寧に塗布します。

かなり頭皮や肌が敏感で心配な方には、事前にお時間を作って頂きヘナとインディゴ双方のパッチテストなども行います。

 

染まり方:緑に染まる理由

ではここからは更に染まり具合について細かく見ていきましょう。

ヘナとインディゴ染めのビフォーアフター写真

コチラの二つの写真から見てわかるように根元に緑の色素が入って毛先は少し暗くなっています。

この理由はインディゴを混ぜているからです。

インディゴも自然に自生している天然の植物なのでジアミンなど化学物質にアレルギーがある方でも使用可能でよくヘナ施術において使います。(植物アレルギーが心配な方は事前にパッチテストが必要)

青色の色素を持っているので、ヘナのオレンジ色と合わさる事でブラウンになります。

染めたてはこの青色が少し強く主張するので緑っぽい仕上がりとなりますが時間と共にブラウンへと変化していきます。

もしヘナ(オレンジ色)が入っていなかったらもっと青っぽさが強く出るでしょう。

 

染まり方:色ムラ?

続いてコチラをご覧下さい。

ヘナの色ムラ

ヘナの色ムラ

同じ日に同じモノで染めたのに色の入り方が違いますよね。

恐らくこれまでヘアカラーに慣れている人はこれを”色ムラ”と判断してしまうかもしれません。

しかしこれがヘナ染めです。

ヘナだけで染めても、インディゴを混ぜても、時間を多く置いたとしても、全てが均一に同じように染まるわけではありません。

だから楽しいんです。

ヘナやインディゴを使った毛染めというのは、常に違う顔を見せてくれるのが醍醐味なのでまずはそれを受け入れるスタンス〈価値観〉が大事かもしれません。

パッチテストについて

ヘナのパッチテスト

ヘナやインディゴを使った施術も万能ではありません。

植物によるアレルギーを起こす人も一定数いらっしゃいます。(当店での統計になりますがヘアカラーにより起こるアレルギーよりは割合的にかなり少ないです)

なので心配な方には事前にご来店頂き、カウンセリングさせてもらい、ヘナとインディゴのペーストを腕や耳の裏などに塗布した上から絆創膏などで覆った状態で2日間経過観察をしてもらい特に異常が無ければ施術といった流れもございます。

もちろんカウンセリングやパッチテストは当店は無料なのでお気軽にご相談下さい。

ヘナのパッチテスト

まとめ

いかがだったでしょうか?

恐らくこれまでのヘアカラーなどで頭皮になんらかの不快感を感じてヘナに辿りつく人は多いでしょう。

そしてヘアカラーを辞めたいけど白髪も気になって辞めれないというパターン。

正直あれやこれやと試すよりも、ケミカル要素(化学物質)を排除する方法が長い目で見た時リスクが一番少ないと僕は考えています。

染まり方も見方を変えるだけで十分に楽しめると思いますし、なにより髪型を作るうえで無理をしなくてもよくなるのでストレスフリーな状態で居続けるれる事は、長く美しさを保てる秘訣です。

ぜひ【継続可能なスタイル】を目指してみてはいかがでしょうか?

 

ヘナだけか、インディゴを混ぜて染めるべきか知りたい人はコチラの記事もどうぞ。

>>【ヘナとインディゴのミックスで染めるべき人】とはどんな人?それぞれの色味の特徴について。<<