ヘナ後に”きしむ”という人にピッタリな泡立たないシャンプーがあります
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
当店では日々沢山のお客様にヘナ施術をさせて頂いていますが、中には『髪や肌に良いと聞いてヘナをした事あったけど続かなかった』という人も勿論居ます。
その理由は様々ですが、その中でもよく聞く理由がヘナをしたら髪の毛がきしんだいわゆる【ヘナショック】により辞めてしまうケース。
特にご自宅でセルフヘナをされた方に多いように感じています。
当店では”ヘナの方専用のシャンプー”があり、ヘナをしている全てのお客様に使用しています。
今日はヘナ後にきしむ原因とそれを解決できるシャンプーについて解説していきます。
ヘナをすると絶対に髪の毛がきしむ?
きしんだ経験のある人からしたら、《ヘナ=髪がギシギシになるものだ》という認識でしょうし、これからヘナをしようかなと考えている人でも「周りからその様に聞いたから不安」という人もいるでしょう。
しかし結論から言うと、全ての人がキシムわけではありません。
因みに当店のお客様のリアルな統計では、殆どきしみを感じない人の方が多いのですがそれには理由があるんです。
ヘナショックは元々痛んでいる人ほど起こりやすい
ヘナで髪の指通りが悪くなると、痛んだと勘違いされやすいですが正確には
- 本来あったダメージがさらけ出された
- ヘナの収斂作用によるキューティクルの歪(ゆが)み
が原因なので【痛んだ】わけではありません。
ヘナには髪や頭皮の汚れを取る以外にも、ベッタリとコーティングされたトリートメント類も剥がして髪の毛をすっぴん状態にする作用があるので、いくら上から塗り固めていたとしてもさらけ出してしまうので誤魔化しがききません。
また痛んだ毛髪というのはキューティクル(髪の毛をうろこ状に覆っているもの)が不均一になっているのですが、ヘナの収斂作用が働き毛髪全体を引き締めた時、その不均一なキューティクルまで引き締めるので歪(いびつ)さが出てしまいそれが不快な手触りとして現れます。
しかしこの現象も3~5回程ヘナを繰り返していくとキューティクルが整ってゆくので徐々に治まっていきます。
- 当店に初めてヘナに挑戦に来られる方の多くは、既に髪や頭皮への刺激を減らす努力をされてきた上でヘナにたどり着いたパターンの方が多いので、ヘナショックになりやすい程重度の毛髪ダメージではないから
- 極度にダメージをうけていたりキシミやすい髪質だったとしても、〈塗り方・流し方・使うシャンプー〉でヘナショックを極限まで減らせるから
ヘナ後にきしみが出る人はクリームシャンプーがおすすめ
当店で使用しているクリームシャンプーは
【ヴィーガンクリームヘアクレンジング】
※泡立たないシャンプーです
当店ではヘナ施術後殆どのお客様にこのシャンプーを使います。
✔このシャンプーの特徴
- 洗浄力が最低限に抑えられている(ヘナは色落ちしやすい)
- 髪のきしみを緩和してくれる(ヘナ初心者やダメージがある人はヘナショックになりやすい)
- オレンジの自然で爽やかな香り(ヘナの草っぽい匂いと相性がいい)
- ヴィーガンの人も使える(動物性成分を全く使用していない)
特徴からわかるようにヘナとの相性が抜群にいいんです。
しかしこのシャンプーは従来の泡立つタイプではないので、しっかり泡立たせてゴシゴシ洗いたい人には物足りないと感じてしまうかもしれません。
ですがそもそもヘナにはそこまで洗浄成分が必要ないのです。
ヘナ自体が頭皮や髪の汚れをとってくれるものですし、泡立つような洗浄成分の強いものは髪や肌に負担になるだけではなくデリケートな天然色素を落としてしまったりその他の成分の浸透を阻害しかねません。
洗浄力(泡立ちの良さ)よりも、ヘナ後のきしんだ状態からの変化に注目して使って頂きたいですね。
また植物性のもので構成されているのでヴィーガンの人でも安心して使える製品になっています。
ただし、100%天然成分ではありません。
製品として販売する為に必要な、防腐処理や安定化処理は施されています。
また弱いながらも洗浄力を持たせる為に一定量のカチオン界面活性剤も入っています。
しかし実際に現場で使っていても、それらを上回るメリットがこのシャンプーにはあると実感しています。
ヘナ後のクリームシャンプー使用方法
==手順==
①毛髪と肌についているヘナをお湯でしっかり流します。
↓
②500円玉程度を手にとります。(一度に沢山つけるとベタっとしてしまう場合がありますので、足りないと感じたら足していくようにして下さい。)
↓
③頭皮をマッサージする要領でつけていきます、この時こすったりせず指をすべらすような感覚です。
↓
④次に髪全体に馴染ませていきます、クリームが足りなければ足してください。
この時お湯を加えながら行うと不必要にクリームを付けすぎず効果を最大化できます。
※収斂され固い感じの髪の毛が柔らかくなっていくのがこのタイミングです。
↓
⑤全体につけたら3~5分置きます。(長くおくほど洗浄力アップ)
↓
⑥クリームが残らないようしっかり洗い流します。
==終了==
ヘナ後のシャンプーリンスについて
ヘナは3~5回やってみて判断しましょう。
痛まない毛染めとして、薄毛対策、髪の毛を艶々にしたいなど様々な理由でヘナにチャレンジする人は近年増え続けています。
しかし天然のハーブですので、即効性を求められると厳しいものがあります。
なのでまずは【3~5回】2週間毎くらいのペースでやってみて下さい。
「続けるか辞めるか」の判断をするのは、その後でもいいのではないでしょうか?
参考記事:ヘナは何回すれば効果がでる?【答え:3~5回】目的と白髪の量別に解説
上記の記事にも詳しくまとめていますが、3~5回程度行えば個人差はあれど一定の効果は見込めます。
あとはご自身の価値観なので正解はありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ヘナをしたデメリットとしてよく挙げられる【ヘナショック(きしみ)に効果的なシャンプー】のご紹介でした。
このシャンプーは環境面や健康面などを深く考慮されていて、業界内外問わずかなり先進的かつ新しい洗髪方法だと僕は感じています。
今回はヘナと紐づけてご紹介しましたが、ヘナやヘアカラーなどされない方にも勿論使えますし、当店では通常のシステムトリートメントやヘッドスパにも用います。
この機会に、当たり前になってしまっている従来のシャンプーを今一度見つめ直してみるのもありかもしれませんよ。