ヘナの【産地・製造工程・検査】どのようにして手元に届くのかをご紹介

どうもこんにちは

吹田市千里山で髪質改善とヘナが得意な美容室マイフをやっています小牧健太です。

 

今日は当店で扱っているヘナのご紹介と、どのようにしてお店まで届くのかをご紹介するブログです。

 

まずはじめにトレーサビリティという言葉をご存じでしょうか?

日本では追跡可能性などと言われていますが、物品がどのように生産され流通して消費されるのか、その流れが追跡可能な状態の事を【トレーサビリティ―】と言います。

 

何故今回このようなブログを書こうと思ったかと言うと、そもそも天然ヘナでの施術を望まれるお客様といえば健康意識や環境問題へ高い関心を持たれている方が多い事、そのような方たちに対して商品が実際にサロンに届くまでの流れというのを出来る限り開示しておくべき必要があると感じたので記しておくことにしました。

 

どこの会社のヘナなの?

ヘナ インディーハーブス マイフ

当店で扱っているヘナは、インド・ラジャスタン州ソジャットという場所で栽培されたヘナで、日本の『インディーハーブス』という会社が製造~手元に届くまでの一切を管理しています。

このインディーハーブスという会社の社長は実はヘナ専門店の現役のオーナー美容師さんで、全ての商品に責任をもって流通させたいという思いで自ら化粧品製造、販売の許可を取得されています。

全国の美容師さん達を引き連れて実際のインドでの製造過程を見学するツアーなどもされているので、僕もタイミングを見て参加しようかなと考えています。

 

インディーハーブスのヘナが大事にしている事

 

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●産地や製造工程が明確である●搾取的生産を行わない

●現地との友好関係を良好に

 

生産から流通まで全ての過程が明確であり、無理な価格交渉や現地の労働環境にも気を配り、且つこのヘナに関わる全ての人の生活が豊かになることを前提に作られています。

 

ヘナ刈り取り

ヘナ 刈 マイフ

ヘナの刈り取りのシーズンは主に10月の後半あたりから盛んになります。

暑い中現場のインド人作業員の皆さんが頑張ってくれます。

ヘナ葉 マイフ

ヘナ葉の買い付け

ヘナは質に差がありそれぞれ値段が異なります。

ヘナの買い付けの際には、長年の経験を持つ地元のバイヤー判断を仰ぎます。

それれはマーケットを通じて買う事がルール化されていて、問題が起きないよう地元の人が運営しているらしいのですが、中には現金で直接農家を揺さぶる輩もいるそうです、、、

ヘナ マーケット マイフ

 

乾燥・選別

刈り取られたヘナ葉は天日干しされます。

直射日光に当てる事によって紫外線による殺菌効果で腐敗を防ぎます。

この工程をしっかり行わないとヘナの香りや質感が損なわれることになります。

ヘナ 乾燥 マイフ

まずは機械による選別、大型の送風機により葉と石や枝を分けていきます。

そして大まかに選別されたヘナをハリヤナ州の自社工場に移します。

ヘナ 選別 マイフ

ここからは手作業でより細かく選別していきます、大きなふるいを利用して葉とそれ以外の部分を分けていくのですがこの工程が一番人手のかかる大変な作業です。

ヘナ 選別 マイフ

製粉

不純物が除去されたヘナ葉を製粉機に投入して粉末化させます。

このグライダーという機械、中の温度が非常に高温な為チューニングには特にこだわっています。

ヘナ葉は熱に弱いのでの出来上がりに支障がないよう細かく調節しています。

製粉されヘナパウダーを更にふるいにかけ目を整えます、この工程もかなり重要です。

ヘナ 製粉 マイフ

袋詰め・アルミパウチパッキング

最近は袋詰めは機械によるものが多いですが、『インディーハーブスヘナ』では手作業で行うことにより最終段階まで異物混入に対して徹底し、かつ雇用の創出を担っています。

更にアルミパウチによって遮光性・保存性を高め手元に出来る限り状態の良いヘナを届けれるよう努めています。

ヘナ 袋詰め マイフ

最後の検査・テスト

 

ハリヤナ州の工場地帯では、衛生面・環境面・製造物に到るまで、毎月行政の厳しいチェックが入ります。

全ての検査書類を提出して、サンプル保管も義務付けられています。

実際に毛束チェックも行い、基準を満たしているかを検証し製品は飛行機に乗って日本へ到着します。

ヘナ テスト マイフ

 

最後に

以上が当店で扱っている【インディーハーブスヘナ】の生産~手元に届くまでになります。

現在日本国内においてのヘナ需要は高まってきています、その背景には便利なもので世の中が満たされている状況の中に潜む《便利さの代償》みたいなものに気づく人が増えてきているからだと僕は考えます。

ただヘナも全ての人に等しく良いわけではありません。

植物アレルギーをお持ちの方には危険なものとなりうる可能性もあります。

ヘナメーカーが増えてきている中度々お客様に「他のヘナと何が違うの?」と聞かれますが僕個人的には「どこも一緒、ヘナはヘナ」と答えています。

しかし気をつけて欲しい事もあって、天然100%であるかどうか

よく化学薬品を混ぜるなどして染まりを良くしたりしているヘナもあるのでその辺だけ気をつけて頂ければどこのヘナを使っても良いと思います。

せっかくより自然に近いものを、という考えのもとにヘナを選ばれる方が多いと思いますのでケミカル混合ヘナはもはや意味が無くなっちゃいますよね?

当店が【インディーハーブスヘナ】を選んだ理由も正直ご縁でしかありません。

信頼に足る製品である事をしっかり開示してくれ、信頼に足る社長さんだったから選ばさせて頂いた只それだけです。