【くせ毛をタイプ別に解説】縮毛矯正をしなくていい場合がある
どうもこんにちは
吹田市千里山でヘナが得意な美容室マイフをやっています小牧健太です。
今日は、
これってクセなのかな?縮毛するべき?
といった人に向けた解説と提案ブログです。
今回このブログを書こうとおもった理由としては、当店に縮毛矯正(ストレートパーマ)でお越しになるお客様の中でも無理に矯正をかける必要の無いパターンがよくあるので記事にしてみる事にしました。
くせ毛のタイプ
まずご自身のクセのタイプを知ることが大事になってくるのですが今回は大きく3つに分けて解説したいと思います。
●根元にクセは無く、中間や毛先にウネリや広がりがあるタイプ
●年齢と共にクセが出てきた(表面にホワホワ・パヤパヤ)
●昔から強いウネリや広がりがある
根元にクセは無いけど中間~毛先にウネリや広がりがありまとまらない
このタイプは主に明るめのカラーを繰り返している若い人や、自分で白髪染めをよくされるような人に当てはまる事が多いです。
結論から先に言うとこのパターンは《くせ毛ではなく傷み》です。
その証拠に頭皮から2~3㎝程の髪の根元部分は至って健康だし特にウネリなど癖毛の症状が無い事が多いはずです。
髪の毛は傷むと表面のキューティクルが使い古した歯ブラシのように広がります、髪の毛一本一本がそのような状態になると広がるのは想像がつきますよね?
あと、よくヘアアイロンを使う方などは熱による痛みが起こります。熱によるダメージは髪の毛を変形させたり固くしてしまったりするので髪の毛がウネった様になってしまうという訳です。
ではそのような場合はどうすればいいのか?
サロントリートメントで髪質改善です。
こう言うと「家でやるトリートメントじゃダメなの?」という質問が飛んできそうなので先に回答しておくと、「家で行うトリートメントでは維持はできるかもしれませんが、改善はできません」 断言できます。
その理由としては先ほど述べたように、開いてしまったキューティクルを閉じたり熱で変形してしまったものを解して柔らかくしていくには専門知識が無いと絶対に不可能だからです。
(不足栄養素を見極め、Phコントロールをしながら、キューティクルの向きをそろえて…)
なんてお家のトリートメントでは絶対にできません。
なのでこの症状に該当する方は安易に縮毛矯正やストレートパーマをするのではなく、トリートメントによる髪質改善をおススメします。
年齢と共にクセが出てきた
このタイプの方は40代以降の女性に多く見られます。表面にホワホワしような毛が出てくる場合が多く通称パヤ毛・エイジング毛などと呼ばれたりもしますが傾向として濡れている時にさほど気にならず乾かすと顕著に症状が表れがちです。
写真でみるとわかりやすいです、
アップにしてみましょう。
これです、このようなホワホワした毛が気になって縮毛矯正を考えている人はちょっと待ってください。
当店ではこのようなお客様には縮毛矯正ではなく酸性トリートメントによる髪質改善をする事が多いです。
【酸性トリートメント】とは、髪の毛を収斂させて引き締めた状態に適度に熱を加えて髪質改善していくトリートメントです。
なぜ縮毛矯正をしないかというと、このようなタイプの毛は加齢により発生する事が殆どなので毛髪自体が細かったりする場合が多く、縮毛矯正の薬剤では反応しなかったり耐えれず逆に傷んでしまうとリスクが大きいからです。
「トリートメントで本当にまっすぐになるの?」
正直この酸性トリートメントという技術はまだ新しいものなので疑心暗鬼な方が多いです。
実際に改善具合も個人差がある施術になります。
しかし考えて見て下さい、もしアナタが怪我をしていてその処置をどうするか判断を迫られたとします、リスクの高い手術をするかメスを入れずにノーリスクで治せるかもしれない方法をとるか、、、
髪の毛のプロの考えとしては年齢により発生するクセ、特にパヤパヤした毛に対して酸性トリートメントは理論的にもかなり効果的だと言えますのでもしこれに該当する方は是非その方法も検討してみて下さい。
昔から強いウネリや広がりがある
これは男性女性問わず悩まれている方がいつの時代も多く居らっしゃいます。
物心ついた時から、中学・高校生頃の髪質が変わっていく時期からタイミングは個人差がありますが、傾向としては親からの遺伝が大部分をしめているんじゃないかというのが美容師としての体感です。
ではなぜ髪の毛がまっすぐに生えないのか?
それは毛根から形が違うのからです。
日本人にみられるクセの種類を3種類ご紹介しましょう。
ご自身の髪の毛と照らし合わせて確認してみてください。
●縮毛
●捻転毛
●波状毛
放っておくとアフロヘア―のようになるのがコチラのタイプです。
細かく強く縮れているのが特徴で、このタイプの方はクセの強さによっては完全に伸ばしきれない場合もあります。
コチラの方は髪の髪のコイル状にねじれたようなクセが特徴で、日本人には割と少ないタイプです。
意外とカットだけでパーマっぽく仕上げやすいのはこのタイプだったりします。
一番多いタイプのクセがこちらのタイプ。
波の様にうねっているのが特徴ですが、強さ、出やすい部位と様々です。
当店でも縮毛と波状毛タイプのお客様に縮毛矯正を施術する場合が最も多く、捻転毛の人はカットで生かす場合が多いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
毛髪化学を熟知したトリートメントによる髪質改善や縮毛矯正。
一言でくせ毛と言ってもこのようにタイプ別に分ける事ができ、さらにそのタイプによって出来る事も変わってきます。
ご紹介した解決策以外にも、カットや天然ヘナなどを用いた化学薬品を使わない緩やかな髪質改善もございます。
今回のブログで僕が一番伝えたかったことは、今の時代【クセ=縮毛矯正】ではなく様々な方法があるので少しでも多くの人が最適な選択を出来る事を願っております。