ヘナで白髪染めをしたらどんな色になるのか【写真でビフォーアフター検証】
どうもこんにちは、吹田市千里山で『ヘナが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
今日はヘナに興味をもっている人の中で一番多い疑問、
ヘナで白髪染めしたらどんな色になるの?
今回は三人のビフォーアフター写真と共に解説していきます。
こんな人必見です
●ヘナは真っ黒や真っ赤なオレンジになると思っている人
●現在ヘアカラーやヘアマニキュアで白髪染めしていてヘナが気になる人
●ヘナをしているが染まり方に満足していない人
天然ヘナでの白髪染めは染まりが悪い?
まずはじめに結論から言いますと、ヘナでの白髪染めはヘアカラーやヘアマニキュアの様にしっかり均一に染まる事はありません。
「とにかく白髪を無くしたい隠したい」という人には不向きかもしれません。
どうゆう事かというと、ヘアカラーの焦げ茶で白髪染めをした場合、地毛の黒い部分も白髪の部分もこげ茶になって色の差が無くなり白髪が見えなくなりますよね。
ヘアマニキュアは白髪部分を化学染料によってかなり濃く着色させる事が出来る為、白髪を隠せます。
しかしヘナの染まり方はというと、黒い部分は黒のままで白髪の部分にだけ着色します、加えて一度では染まらず重ねていくことで色が定着していくという仕組みです。
染まり具合に関しても優しい染め上がりなので満足できない人も勿論沢山居ますし、どこに重点を置くかは人それぞれで良いと思います。
しかし3~5回ほど続けて頂くと染めるだけじゃないヘナの魅力に気づく人もまた沢山居るのが現状です。
ヘナに興味がある方の中で白髪の悩みを抱えている人は多く、染まり方についてよくご質問を頂くので今回のブログが参考になれば幸いです。
白髪染めビフォーアフター①
40代の女性で4割程度白髪がありいつも明るめの白髪染めをされていた方に初めてヘナカラーをしました。
ヘナ:インディゴ 2:3で毛先まで全体的に塗った仕上がりです。
白髪の部分が少し緑っぽくなっているのが、インディゴ(青色)をまぜている特徴です。
白髪を気にされていて赤味やオレンジといった色味(ヘナの色)が好みではない方の殆どにこの比率で染めています。
また写真で見てもわかるようにインディゴをまぜると少し暗くなるのも特徴です。
染め上がりの緑っぽさは数日経つと、オリーブブラウンに変化していきますが気にされる方はお休みの前日に施術したりする工夫をされている方もいます。
白髪染めビフォーアフター②
50代女性ヘアカラーでの痛みを気にしてヘナカラーに移行中。
使用したのはヘナ:インディゴ 2:3で毛先まで塗っています。
これは塗布前(2回目の色落ち状態)のお写真なのですが、白髪の部分がほんのり茶色になっているのがわかると思います。
いわゆるヘナによる優しい染め上がりの象徴的な結果と言えるでしょう。
白髪と黒い部分の境目が無くなる訳でもなく、白髪が完全に消えるわけでもない《あくまで白髪をぼかす程度》の染まり方がヘナでの白髪染めです。
この方の施術は別で詳しくブログにしていますので興味があればそちらもどうぞ。
白髪染めビフォーアフター③
60代女性カラートリートメントを良くされている方で髪の綺麗なお友達がヘナをやっていたので挑戦です。
こちらもやはりヘナ:インディゴ2:3
白髪が目立ちやすい登頂部周辺を見てみると、
緑っぽいようなまだ白っぽさもあるような…
ですがこれがリアルなヘナ1回目と言えるでしょう。
天然ヘナで黒くなるは間違い?
よくお客様と話していると(真っ黒になる)という認識の方がいるのですが、一度で真っ黒になるヘナは化学薬品が混ざっているもので天然ヘナではありません。
しかしビフォーアフターを三人分見てもらい気づかれたと思いますが全員少し暗くはなっています。
その理由はインディゴを混ぜているからです。
インディゴは青(藍)の色素を持つ植物なので少し暗くなったように見え、繰り返すとその色素が蓄積していき黒っぽくなっていきます。
ですが真っ黒になることはないですし、暗くしないような塗り分けや配合の調節が可能なのでご安心下さい。
寧ろ天然ヘナで真っ黒にしてほしいというオーダーが来たなら不可能だとお断りせざるを得ないです。
真っ赤やオレンジになる
これは半分正解で、確かにヘナだけで塗った場合天然ヘナのもつオレンジの色素が付着して白髪の部分がオレンジ色に染毛されます。
しかし街を歩いていて目を引くような鮮やかなオレンジヘアーにはなりません。
その理由としてはヘナには脱色作用がないからです。
白髪の割合が多ければ(半分以上)繰り返すと鮮やかなオレンジ色が強くなっていきますが、白髪の割合が少なければそこまでオレンジ感はわかりません。
実際に私は白髪が殆どなく、いつも髪質・頭皮改善目的でヘナ100%を定期的に塗ってもらっていますが「赤いね」と言われた事はありません。
暖色系ライト(カフェなど)の下では少し赤っぽく見えたりする程度です。
ヘナにするかどうかは優先順位によって決めるべき
ここまで書いて来ましたが結局『何が一番良いの?』という疑問が生まれそうなので先に回答しておくと、【優先順位によって選ぶのが最適】です。
今回のブログでは天然ヘナによる白髪染めの染まり具合を見てもらいましたが、ヘアカラーやヘアマニキュアと比較してしまうと染色能力の差は歴然です。
もしあなたが白髪に対してのコンプレックスが一番であるならまだヘナにすべきではないかもしれません。
逆に、髪の衰えや健康・環境といった面を一番に考えれるならヘナに切り替えるタイミングかもしれません。
なので当店でもヘアカラーをされていて特に不満が無い人に無理にヘナを勧める事はありません。
お客様の方から髪の痛みや薄毛・抜け毛などの相談を受けて初めてヘナという選択肢を提案するようにしています。
まとめ
どうでしたか?
意外と染まると感じた人もこれじゃダメだと感じた人も様々でしょう。
ですがこれが天然ヘナによる白髪染めのリアルです。
ヘアカラーなどの用に毎回安定して同じ色が出る訳でもなく、色の種類も少ないです、時間もかかります。
ですが当店ではその植物の持つ力で、現状のヘアカラーによる被害の増加(痛みやアレルギー)に対応していこうと取り組んでいます。
最近では他県からお越し頂くようになってきて嬉しい限りですが、もし迷っていたり解らない事があればまずはお問合せページの公式ラインアカウントからご相談をお寄せください。
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