ヘナでクセ毛は治るのか？【薬に頼らない髪質改善】の仕組みや事例をご紹介
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めと髪質改善が得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
今日は
ヘナでクセ毛が治るのか？薬剤を使わない髪質改善
について解説していきます。
結論から先にお伝えすると、縮毛矯正の様に真っすぐにはなりませんが少しくせが落ち着いてまとまりが良くなります。
そうなる理由や、『効果が出やすいタイプの”クセ”』もあるのでお話していきます。
ヘナの効果効能とは
まず初めにヘナという植物にはどんな事が出来るのかおさらいしておきましょう。
- 髪を染める
- 髪を補修する
- 髪を収斂させる
大きく分けるとこの三つ、他にも癒し(リラックス)効果などもありますが今回は視覚的に見える範囲でのお話なので割愛します。
〈染める・補修する〉というのは分かりやすいかと思います、いわゆる髪のカラーが出来てトリートメントにもなるという事ですね。
では最後の収斂(しゅうれん)させるとはどういったことか、実はこの収斂作用がクセ毛さんには大変喜ばれているポイントなんです。
お肌も髪も引き締めがポイント
ヘナの収斂作用についてお話したいのですがここで1つ、あなたに質問です。
「年齢と共にお肌が衰えてくると何をしますか？」
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良い”美容液“をつけたり”マッサージ“をしたり『お肌を引き締めてハリを出そう』としますよね。
髪の毛も一緒で、常にハリコシがある方が健康的で若々しく感じられます。
ヘナの持つ収斂作用とはまさに【髪の引き締め効果】なんです。
そしてこの作用はクセのある髪に塗った場合に、そのクセさえも引き締めてくれる力があるのです。
ヘナでストレートパーマや縮毛矯正みたいにはなりません
先程「クセを引き締める」と言いましたが、ここで勘違いしてほしくないのが【ヘナによるクセを抑える力】は薬剤を使って髪の毛の形状を変える施術とは全く違いますしそこまで完全に髪の毛が変わるわけではございません。
あくまでマシになる程度だと思ってもらった方がいいでしょう。
ですが人によっては(クセの度合いによって)矯正などがいらなくなる方もいらっしゃるのもまた事実です。
※収斂作用はクセが収まりはしますが完全に真っすぐになるわけではありません。
上記のイラストを見てらうと分かる様に完全にクセを無くしたいのであればヘナはおすすめ出来ません、その場合は縮毛矯正をしましょう。
またこの収斂作用も一定ではありませんが、経験から特にその効果を発揮しやすいクセのタイプが存在します。
次にそれをお話ししていきます。
ヘナ施術でクセ毛が変化しやすい髪質とは
一括りにクセ毛と言えどいくつか種類があります。
日本人に見られるタイプは大きく分けて３つ。
くせ毛の種類
- 波状毛・・・なみなみにうねるS字状のクセ、広がる
- 捻転毛・・・捻じれているクセ、パーマっぽく仕上げやすい。波状毛とミックスが多い。
- 縮毛・・・縮れている。アフロみたいになる。
【波状毛】※毛先は矯正してます
【捻転毛】波状ミックス
【縮毛】
この三種の中でヘナによるくせ毛改善が最も期待しやすいのは、１の【波状毛】です。
ご自身が波打つタイプのクセで、薬剤は使いたくない、でももう少しだけクセが収まらないかな？と考えている人は一度ヘナによる髪質改善にトライしてみてはどうでしょうか。
記事の最後に少し【当店の施術例】もご紹介しますね。
何回くらい、どのくらいの期間で変わるのか
次は実際に「どのくらいやれば髪質の変化を感じれるのか」
これは人によるので言い切ることはできませんが、当店調べでは3回～5回くらいした辺りから変化が出てきたと皆さんよく仰っています。
というのも収斂(引き締める)作用は初めはキシみとして出やすい傾向があります。
もともと髪のダメージが強い人ほどそのキシみ(ヘナショック)は顕著に現れます。
髪の毛が痛みによりボコボコしたような状態になってしまっているので、そこから引き締めると当然最初は“ズレ”が生じます。
しかし繰り返していく内にそのズレが整ってくるので手触りに不快感を感じなくなってくるという理論です。
整い始めてから『髪本来を引き締めだす』のが平均3～5回目辺りから、という訳です。
ずっとやらないといけないの？
クセが自分でもセットできるくらいに収まってきたとしても定期的にヘナをしてあげる必要があります。
理由は２つ。
- 引き締めても元に戻ろうとする力は続くから
- 新しい毛が生え続けてくるから
これらの理由からメンテナンスはずっと必要なものだとお考え下さい。
しかし縮毛矯正などの薬を使った施術ではないので何度やっても毛髪や頭皮を傷める事は絶対ありませんので、頭皮と髪のパックエステ感覚で続けるのが理想的ですね。
施術例をご紹介
では最後に当店でヘナ染めをされているくせ毛のお客様の変化をご紹介します。
上記のお客様はもともと【痛まない白髪染め】でヘナを初められ、波状毛が以前より伸びたと喜んで下さりクセ毛さん仲間までご紹介頂きました。
次は強めの捻転毛と波状毛のミックスのお客様、やはり波状の方が少し収まったように感じます。
こちらのお客様はトップのハリコシアップと白髪染め目的ですがそれに関してはかなり早い段階から効果が見られています。
毛が固い若干クセがあるタイプのお客様です。
こちらの方はクセを伸ばすとゆうよりは染めながらトリートメント的な要素でヘナ施術を行っています。
最後のお客様はクセは弱めですが細めなので、期間があくとウネってまとまりにくくなるので定期的に収斂するだけで収まりが格段に変わります。
クリームシャンプー〈ヴィーガンクレンジング〉との相性が抜群です。
まとめ
いかがだったでしょうか？
【結論】としましては、
- ヘナ施術でクセ毛を扱いやすい髪へと改善は可能。
- しかし縮毛矯正ほどしっかり真っすぐになるものではなく、その効果は穏やか。
- 天然植物なので何度やっても髪が痛む心配はない。
- またくせ毛の種類によっても反応は様々で、波打つタイプの【波状毛】には特に効果が現れやすい傾向にある。
もし現在縮毛矯正やストパーをやっていて、年々髪の毛の痛みが気になっているようであれば一度試してみてもいいかもしれませんね。
