【ヘナ染めの正しい置き時間】しっかり染めたい派?早く終わりたい派?

どうもこんにちは。

吹田市千里山で『天然ヘナ染めと髪質改善が得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。

 

ヘナをした事がある人も、これからしようと考えている人も

【ヘナ染めの正しい置き時間】

を知りたい人は多いのではないでしょうか?

ヘナ 時間 正しい 

巷では「20分ぐらいで流した」という人もいれば、「塗ったまま寝た」という人までいるようなので、プロ美容師としてヘナ染めの放置時間について正しく解説していきます。

当店での放置時間は”40分~60分”内です。

実際に当店でヘナ染めをする場合の放置時間は40分~60分です。

これも〈髪質〉と〈使うモノ〉によって変わってきますので簡単にまとめてみました。

ヘナ染め 時間 ブログ

絶対にこの通りではないですが、大体このような時間設定にしています。

自分の髪質がわからないという方はとりあえず60分置くと間違いないでしょう。

天然100%のヘナやインディゴであれば、従来のヘアカラーのように時間の経ち過ぎで予定より明るくなったり、痛みすぎたりという事が絶対にありえませんので安心して放置して下さい。

また、ご自身の使用しているヘナにインディゴが入っているタイプかどうかわからないという方は成分表記をご覧ください。

ヘナ 成分表 安全

この様にアイ葉(藍あい)と表記があればそれはアイ=インディゴ入りです。

長持ちさせたいならMax3時間くらい置いてみる

基本ヘナ染めは時間をおくほど色が入りますが、ある程度限度もあります。

ヘナをされているお客様を沢山見てきている中で三時間ぐらいがその境目だと感じています。

三時間以上おいても大きな色の変化はないでしょう。
ヘナ染め 三時間
逆にそれ以上頭にヘナをのせたままでいると、体が冷えてきてしまって健康面で良くないのでどれだけ置いても3時間を目安にするといいですよ。

たまに『塗ったまま寝る』なんて話もありますがそれはプロとしておすすめできません。

【染まり具合≦健康】です。

もししっかり染めたいと考えるならば、一回で3時間ではなく、1.5時間を二回した方がよく染まるし色持ちがいいです。

因みに当店での最長放置時間が60分なのは、単純に《お客様が疲れる》からです。

ヘナ施術はリラックスして行うものなので疲れていては元も子もありません。

なのでもっと長く時間を置きたいという方には、※塗るだけヘナにさせて頂いております。

【塗るだけヘナ】とは、髪にヘナを塗布してラップとタオルで包みますので、帽子なりを持って来て頂きそれを上から被ってそのままお帰り頂けるメニューの事です。料金も割安になっているのと、これによってご自宅でお好きな時間に流せますしその間に他の事ができるようになるので、時間とコストを考えたメニューになっております。

早く終わりたいなら40分

逆に少しでも早く終わらせたい、ヘナ染めは時間がかかるという人でも最低40分は置きましょう。

それより早いと毛染めとしての能力が発揮されません。

髪質改善が目的であれば20~30分程度でもいいですが着色は不完全だと思って下さい。

過去にヘナをした事があると仰るお客様の中に「2~30分しか置いてないけどしっかり染まった」というケースがありますがほぼ間違いなく【何かが混ざったヘナ】だと推測されます。

薬品 ヘナ 混ざる 危険

本人と美容師さんの双方がそれを理解、了承した上での事でしたらそれら【ケミカルヘナ】の使用もOKですが、当店としては天然100%のヘナしか取り扱わないので毛染め目的であれば最低でも40分はお時間を置かせてもらっています。

しかしそれでも40分で流す場合は最低限の染まり方なので、染めるペースを早くする必要があるでしょう。

時間を沢山おいても色落ちが激しい場合

『結構時間もたっぷり置いているけど直ぐに色が取れる』という場合の考えられる要因を大きく3つご紹介していきます。

どれか思い当たるものがあるかもしれませんよ。

〈粉の量〉〈混ぜる水分の量〉〈塗る量〉3つの量が少ない

これ結構あるあるなのですが、当店でヘナを購入される方の中でも居らっしゃいます。

マイフ 小牧 千里山
心の声(髪の長さに対していつもヘナの無くなるペースが遅いような…)

実際どのように使っているのか聞いてみたところ、全体的に量が少なかったのでアドバイスさせてもらうと次回ご来店の際に、

「いつもよりしっかり染まった」と言って頂く事があります。

もしかしたら[染まらない、色持ちが悪い]原因は量が足りてないのかもしれません。

使用する大まかな量がこちら

ヘナ粉 使用料 目安

迷ったら多めに作っておきましょう。

 

それから混ぜるお湯の量ですが、粉に対して4倍程度でマヨネーズくらいの硬さです。

ヘナのみ(オレンジ)の場合は粘り気があるので塗りやすいのですが、インディゴの混ざったブラウンは少し液だれしやすく飛び散りやすいです。

その為水分量を減らして固めにし、塗りやすくして使用する方が多いみたいですが、インディゴの方が水分量によって染まり方へ影響がでやすいので、減らさずに上手に濡れるように塗り方を工夫してみましょう。

基本的に白髪染めとして使うなら、根元の出てきている白髪の部分にポテッと置くように塗るぐらいが丁度よく、髪質改善目的であれば普段お風呂で行っているトリートメントを細かくしっかり付けるイメージで塗布してみてください。

染めてから直ぐにシャンプーしている、シャンプー剤が強すぎる

ヘナをしたけど色落ちが激しい時の原因その2はシャンプーです。

【今更聞けない】ヘナ後のシャンプーやリンス、正しい取り扱い方法。

上記の記事にも詳しく書いていますが、当店ではヘナ染めをしたお客様には2日間お湯で流すだけの湯シャンをおススメしています。

ヘナは自然の天然色素で染めるので従来の泡立つシャンプーでは不必要に洗浄力が高すぎます。

なので色落ちが気になるなら染めてから2日は湯シャン、その後も出来る限り洗浄力の低いものを使用してみてください。

 

そもそもヘナでは出来ない染まり方を求めてしまっている

最後の原因ですが、これまで長らくしていたヘアカラーの染まり方が頭から抜けず、常に比較してヘナ染めなのにヘアカラーに近づけようとしているパターンです。

ヘナ染めとヘアカラーは全くの別物です。

健康的に染めたいという想いからヘナに切り替えたはずなのに、化学薬品の染まり方を求めていてはいつまで経っても満足しないでしょう。

ヘナの染まりに満足しない ブログ

むしろそのような感覚でいるとケミカルヘナに行きついてしまい、本来の意味が消えていってしまう上に危険さえ伴います。

当ホームページでも沢山の天然ヘナ染めの施術例をご紹介していますのでぜひご覧になってみて下さい。

誇張せずありのままを掲載していますので、ぜひ『こうゆうモノなんだ』と受け入れてもらえればもっとヘナを楽しめると思いますよ。

まとめ

いかがでしたか?

今日はヘナの【放置時間】について解説してきました。

どうしてもヘアカラーと比較してしまい、染まり方、時間がネックとなり辞めてしまう人もいます。

ですが天然ヘナは植物100%なので、本当のオーガニック美容になります。

稀に植物アレルギーなどの可能性もありますが、リスクが限りなく少なく、染める度に髪の毛と肌が確実に良くなっていくものは他にはありません。

なので焦らずじっくりと続けてみてはいかがでしょうか?

 

参考記事:『美容室で初めてヘナをする時の最も多いパターンをご紹介〈写真と解説〉