美容室で初めてヘナをする時の最も多いパターンをご紹介《写真と解説》
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
有難い事に当店ではヘナ染めに挑戦したいという方からの問い合わせを多くいただいております。
髪質改善、白髪染め、頭皮パックなど目的は様々ですが、最も多いパターンというのがありますので今日はそちらをご紹介します。
ヘナデビューコース(月に三回集中染め)を全てブラウンで行う施術例を解説
ヘナの始め方は【集中染め】が基本。
ヘナに興味をもったり挑戦してみたいと考えても、(何から始めたらいいのか分からない)って方が多いのではないでしょうか?
基本的に当店にお越し頂くお客様の目的の多くは、『髪質改善・痛まない白髪染め・薄毛改善』この3つが占めています。
その場合の始め方は絶対に集中染めがおすすめです。
【集中染めとは】
2週間以内の早い周期で3~5回繰り返し染める方法。
当店では最低3回は集中染めを推奨しているので、初めての方にはヘナデビューコースというのをご用意しています。
集中染めが必要な理由
では何故3~5回も短期間に染めなければいけないのか?
それぞれの、目的別に理由があります。
白髪染めとしてヘナの色素は天然の植物色素で従来のヘアカラー(化学染料)の様に一度でしっかり染まるものではありません。
なので【色を重ねる】必要がある。
髪質改善としてヘナの持つ酸性の性質は髪の毛を収斂(引き締める)効果があり、これが髪を強くしていくのですが既に痛みがある髪の毛の場合最初はキシんだような症状が出やすいので、【髪の毛を慣れさせる】必要がある。
薄毛対策ヘナが毛量を増やすわけではありませんが、ヘナには毛の生える土壌(頭皮)を耕す効果があります。
続けていれば頭皮から出る皮脂の過剰分泌を抑えれたり、不純物を取り除く効果があるので発育を促す事が可能になったりしますが直ぐにというわけにはいきません、そして薄毛対策として同時に毛髪のハリコシを出す必要があるのでやはりこちらも【髪の毛を慣れさせる】必要があるのです。
実際の(ヘナデビューコース3回染め)を写真と共に解説
今回のお客様の目的は2つ。
- 年齢と共に無くなったハリコシやトップのボリュームが欲しい。
- 白髪を染めたい。
元々ヘアカラーとパーマをされていたのですが、パーマだと薬の力に耐えきれなくなってきてチリつくようになってしまったとの事。
今後同じような方法では厳しいと感じ当店を探してご来店下さいました。※当店で最も多い理由です。
カウンセリングの末、ヘナ:インディゴ2:3でミックスした【ハーバルブラウン】で施術していきます。
1回目ビフォーアフター
根元の白髪は《緑っぽく》染まり、毛先は少し落ちつきました。
ヘナ染めを初期段階で起こりやすいヘナショック(キシんだ様な手触り)も少なかったです。
55分放置してこのぐらいの染まり具合です。
少し白髪がボケる程度ですね。
※顔周りの毛先が少し暗いのはご自分でヘアカラーを部分的にされているからです。
2回目ビフォーアフター
前回から丁度2週間でのご来店。
髪のキシミは染めたてに若干感じた程度で、気にならなっ方との事でした。
分け目をしっかりつけているスタイルよりもこの方の様な『トップを短くして分け目を付けないスタイル』は根元との境目が解りずらいのでヘナ染めでも馴染みやすいです。
ヘナに切り替えるタイミングで髪型を変えていくのもアリですね。
条件は全て前回と同じです。
ヘナ:インディゴ2:3を使用して55分放置です。
前回よりも緑感が強く出ていますね。
これはビフォーの状態が完全に色落ちしてるわけでは無く若干色素が残っていた為、その上から《重ねて塗った》事によってこのような色味になったと考えられます。
髪質に関してはまだそこまで変化は感じにくいです。
3回目ビフォーアフター(ラスト)
前回から10日でのご来店で条件は全て同じです。
髪にハリが出始め、トップの髪の立ち上がりが少し良くなってきている印象です。
髪の艶も出てきました。
途中一度顔周りのもみあげ周辺を部分的にヘアカラーしたそうですが、ヘナ染めもかなり色が深く入るようになってきました。
デビューコースはこれで終わりですが今後の更なる変化を期待して「続けてみる」と次回予約を入れて帰られました。
今までのヘアカラーは忘れてください
ここまで見てもらってヘナをどう感じましたか?
「もしこれまでヘアカラーをされていたならそれは忘れてください、まったくの別物です」
自然のものなので少々面倒に感じる事もあるかもしれませんが、必ず髪の毛は良くなっていきます。
特に年齢と共に失われやすいハリコシや艶を出すにはヘナはピッタリです。
しかし『髪が綺麗になる事より、白髪をしっかり染めたい』と思う方には向いていません。
ヘナにもいくつか染め方があり、少しでも濃く染めたいという方むけの方法などもありますがヘアカラーのソレとは感覚が違います。
できるだけ長く綺麗に居続けたいならおすすめします。
まとめ
今回の施術例は本当に多いケースで誇張や修正などせずリアルなままをお伝えしました。
なので恐らくこの記事を見て(私には無理だな)と感じる人も居るでしょうがそれもまた良し。
確かにヘアカラーは便利で高性能なので、僕も数年前まではヘアカラーのみしかお客様に施術しておらず、その危険性に関しては「まぁ仕方ないよね」と見て見ぬふりをしていました。
しかしキャリアを重ねると同時にお客様の髪や体の変化を一緒におっていく中で、見て見ぬふりをできなくなり『少しでも長く綺麗に居てもらう為に』はヘナが必要だと感じました。
便利なものだけに頼るのではなくプロが使う物をしっかり選ばないといけないしそれが責任だと今は感じています。
ヘナが続く人続かない人の違いは【価値観】です。
そのタイミングが来たら是非お任せください、いつでもお待ちしております。
※今回はブラウンで染めましたが、シンプルにヘナのみで施術するパターンも多いです。
そちらの記事も併せて読んで頂くと染まり具合の比較がしやすいと思います。