【簡単】自分でヘナ染めに挑戦される方に読んで欲しい記事
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
今日は
ご自分でヘナ染めをされる方にむけて、使用方法など取り扱いについて解説していきます。
全然難しくありませんので、この記事を参考に楽しくヘナ染めをしてもらえたら幸いです。
※また本記事内でのヘナ染めとはインディゴを混ぜたブラウンも含めて総称しております。
天然100%ヘナを使って下さいね
先に1つ確認しておく事があります、それは「あなたが今から使うヘナは天然100%のものですか?」
当店でお買い上げ頂いているお客様はご安心下さい、当店で取り扱っているヘナ、インディゴ、ブラウンには一切の化学物質は入っていません。
全て正真正銘の天然植物のみを使用したものになっていますのでこのまま《手順の項目》まで飛ばしてお読み下さい。
さてなぜこの話をするかと言いますと、今回ご紹介するヘナ染めのやり方は天然100%ヘナを使った場合だからです。
決してケミカルヘナが駄目とはいいません、皆さんそれぞれ理由や事情があると思いますので。
ですが化学物質が含まれたヘナを天然のものと同じように使用されても、その効果や安全性は保証しきれません。
また当店でのヘナ染めとは【健康な毛染め】、【自然なもので髪を綺麗にする】という目的で行っていますので、ケミカルヘナはその想いには添わないというのが当店の考えです。
よってケミカルヘナの正しい使用方法も解りかねますのでご了承下さい。
必要な物
まずは必要なものを揃えましょう。
✔先に用意するもの
- 首に巻くタオル
- ヘナをいれるボウル
- ヘナを混ぜる物(泡だて器やヘラなど)
- 手袋(なんでもOKですが使い捨てのものが便利)
- お湯(約60℃、触るとちょっと熱いぐらい)
- 塗るためのハケ(基本手塗りでOK)
- ラップ
大体お家にあるものでまかなえると思いますが、ヘナの色がつきますのでヘナ染め様に百均などで揃えると気にせず使えますよ。
手順①混ぜる
それではまず最初にヘナペーストを作りましょう。
ヘナの粉末とお湯を混ぜていくのですが、粉の量はご自分の髪の長さや塗る範囲にもよって変わってきます。
顔周りや分け目など見える部分だけなら10~20g程度で十分です。
全体的に塗りたい方は下記を参考にされて下さい。
お湯の量は、ヘナの粉に対して4倍程度。
ヘナが20gならお湯は80ml。
ですがこの比率は大体です。目指すはマヨネーズの硬さにするのがポイント。
というのもヘナは収穫時期や気候によって混ぜた時の硬さにも若干の変化がでます。
なのでお湯を4倍入れるとシャバシャバになりすぎてしまう時もありますし、逆に硬めな時もあります。
あくまで4倍は目安で、マヨネーズくらいの硬さを目指して3倍程度から少しづつお湯を足しながら調節していくといいでしょう。
塗りやすさを重視して固め(水分少な目)で使用される方が結構いますが、水分量は染まり具合に影響しますのでやめましょう。
手順②塗る
ヘナペーストができたら塗っていきます。
決まった塗り方があるわけではないのですがコツをお伝えすると、
まずは”髪の根元から”、とかさずに【置くように塗る】です。
手で塗る方はおそらく大丈夫だと思いますが、ハケやくしなどを使って塗られる方はついついとかしてしまいがちなので気を付けましょう。
ヘナの塗り方は僕ら美容師的な言葉でいうと〈溜め塗り〉が基本です。
ようは、ポテッと液が溜まる様に塗るということです。
なのでクシなどでとかしてしまうと液が溜まらず広がってしまうので、とかさず頭皮に液を置くように塗りましょう。
髪の根元部分は毛先の方に比べて髪の毛が立ちあがっているので、液の中に毛が浸るイメージで行う方が染まりが良いです。
毛先まで塗る場合もあまりとかしすぎず(痛むので)トリートメントをつけるイメージで【揉みこみ塗布】を心掛けましょう。
手順③置く
塗り終わりましたら、ラップで包んでその上から更にタオルで包んであげて下さい。
ラップをすることによってヘナペーストの乾燥を防ぎます、乾燥させすぎると発色しなくなりますよ。
混ぜる前の粉末状態のヘナを頭につけても色が付かないのと一緒です。
上からタオルをするのは乾燥防止の他に体を冷やさない為です。
サロンによっては温めたりするお店もあるようですが基本的に当店は自然放置を推奨しているので、体を冷やさない為にもタオルをしておくといいでしょう。
もしヘナで冷えやすい人は、足湯などに浸かりながら放置するのが最もおススメです。
放置時間は下記を目安として下さい。
なるべくしっかり染めたいという方は、三時間くらいまで置いてもOKです。
参考記事:【ヘナ染めの正しい置き時間】しっかり染めたい派?早く終わりたい派?
手順④流す
流し方は特別変わった事はしません、そのままシャワーなどで流してください。
ただインディゴやブラウンで染めている場合はラップをしていても結構乾燥して固まっていますので、ちょっとずつお湯を含ませながら揉むようにしてあげると柔らかくなって流しやすいですし、発色も若干よくなるのでおススメです。
あまり擦らず、水圧と揉み洗いを意識してあげると髪の毛が痛みにくいですよ。
因みにヘナ染め後2日間は泡立つシャンプーなどは使わずお湯で流すだけの湯シャンを当店ではおススメしています。
ただ、痒い、匂いが気になるなどあれば当日や二日目からのシャンプーも躊躇せず行って下さいね。
参考記事:【今更聞けない】ヘナ後のシャンプーやリンス、正しい取り扱い方法。
保存方法
使用した残りのヘナの保存方法ですが、湿気を含みにくく、直射日光のあたらない場所で保管しておいてください。
水分を含ませると反応し始めてしまうので、何より湿気させないように気を付けましょう。
当店のヘナには全てチャックが付いているのでそのまましっかり封をして頂ければいいのですが、もしチャックがないタイプのヘナをお使いの人はラップで密閉したり、百均で乾燥剤(シリカゲル)を買って一緒に缶などに入れておくといいですよ。
まとめ
いかがでしょう?出来そうですか?
まぁまずはやってみましょう。
ヘナ染めは従来のヘアカラーのような失敗というのがありません。
時間を置き過ぎても明るくなり過ぎたり暗くなり過ぎたりする事もありませんし、色選びもそもそも種類が少ないので間違うことが無いと思います。
ただヘアカラーのように便利なものではありませんので、気長にノンビリ続けることが美髪への近道ですよ。
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