『細毛を強化する方法』痛みにくい髪質へ改善していけるとしたら
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
今日は細毛で痛みやすく悩んでいる方に、ヘナを使った髪質改善を知ってもらいたい。
そんな記事です。
- 細毛
- 痛みやすい
- 絡まりやすい
- トリートメントをしても効果が短い
- トリートメントを使うとペタッとなる
- 髪質を変えれるなら色はそこまでこだわらない
いままで色んなトリートメントを使ってきたけど変化を感じれなかったような人に届くと嬉しいです。
細毛さんに普通のトリートメントを使っても髪質は変えれません
細毛さんのトリートメント選びってとても難しいと思います。
毛先はパサパサするからしっとり系を使いたいけど、ペタッとし過ぎてしまう事もしばしばあるのではないでしょうか?
この様な状況は市販されている普通のトリートメントでよく起こりがちなのですが、それには理由があるんです。
そもそもトリートメントと云われるものは大きく分けて二種類あります。
- 【コーティング系】いわゆる手触りや艶、指通りなどの視覚的に分かりやすい表面のケア。
- 【内部栄養補給系】これは痛んでしまって髪の中で足りなくなっているものを、疑似的に補給していくケア。
市販されているトリートメントは即効性と仕上がりの見栄えが売り上げに直結するので、前者を重視して作られているものが多いように感じます。
ですが細毛さんにコーティングを系を使いすぎると、その重みに負けてペタンコになってしまうんです。
なので理想は、痛みの強い毛先の内部に栄養補給したうえに薄く根元以外をコーティングするのが理想的でしょう。
しかしこれらは『痛んでしまった髪の改善』であって、『根本的な髪質の改善』はトリートメントでは不可能です。
美容室帰りのトリートメントが持続しない
サロントリートメントが大事な事は先程お話ししましたが正直そう長くはもたないのが本音ではないでしょうか?
「このシャンプーを使えばもっと持続する」
「このトリートメントを使えばお家でも再現できる」
確かにそれもそうですが、当店でおすすめしたいのはそのどちらでもありません。
細い髪の毛そのものを強化する方法です。
ヘナは細毛さんの髪質改善が得意
ここで登場するのが”ヘナ”です。
ヘナって聞いたことありますか?
いわゆる自然の〈植物・葉っぱ〉です。
これを乾燥させて粉状にしたものにお湯を加えペースト状にして、主に美容室や理容室での毛染めやトリートメントとして使われています。
一般的に認知度が高いのはヘナを使ったタトゥー【ヘナタトゥー】は聞いたことある方もいるのではないでしょうか?
このヘナが、細毛でコシの無い髪の毛を、ハリコシがあり痛みにくい強い毛に変えてくれるんです。
何故ヘナが髪を強化できるのか?
では何故ヘナにはそんな事ができるのかと言いますと、ヘナには髪の毛を引き締める力があるからです。
この【引き締める】という効果は、髪の毛を酸性に傾ける事で起こせます。
逆に髪の毛を反対のアルカリ性に傾けると、膨潤してバサバサになってしまいます。
この〈酸性・アルカリ性〉のコントロールが髪質改善のポイントになってきます。
※因みに人間の肌は弱酸性、水道水は中性です。
ヘナの持つ栄養素(髪と同じタンパク質)を補給しながら、ヘナの性質を使って髪を引き締める事を繰り返していく事で髪が強くなり艶が出てくるのです。
ちょっと難しいなと感じる方も居るかもしれませんのでここで1つ例え話をします。
『握りずし』を思い浮かべてみて下さい。
ただシャリにネタを重ねただけだと直ぐに崩れてしまい脆いですが、職人さんがキュッと絶妙な技で握ることによって締まって固定されますよね?
あれを髪の毛にも起こす事で、強い壊れにく髪の毛が作れるという事です。
髪の毛は握っても変わりませんが、ヘナの持つ酸性の収斂力(引き締め)を使えばそれが可能になり、繰り返すことで壊れにくい強い髪になっていくという訳です。
最初は最悪かもしれません
ただビックリさせない為にもお伝えしておくと、現状髪の痛みの深刻な人がヘナを始めると、最初はバシバシのギシギシになる可能性があります。
それはヘナショックという現象が起こるからです。
【ヘナショック】
痛んだ毛髪というのはキューティクル(髪の毛をうろこ状に覆っているもの)が不均一になっているのですが、ヘナの収斂作用が働き毛髪全体を引き締めた時、その不均一なキューティクルまで引き締めるので表面に歪(いびつ)さが出てしまう。
またヘナには髪や頭皮の汚れを取る以外にも、ベッタリとコーティングされたトリートメント類も剥がして髪の毛をすっぴん状態にする作用があるので、いくら上から塗り固めていたとしてもさらけ出してしまうので誤魔化しがききません。
これらによって引き起こされる髪の不快な手触りの事をヘナショックと云う。
※過去記事《ヘナ後に”きしむ”という人にピッタリな泡立たないシャンプーがあります》から引用。
ですがご安心ください、3~5回程してくるとヘナショックも弱まり確実に良い変化を実感してきますよ。
色は多少つきますがつけない方法もあり
ヘナを少しでも知っている人なら〈ヘナ=毛染め〉というイメージが強いと思います。
もちろんその通りでオレンジの色素を持っている植物ですが、全員が染まってしまうわけではありません。
ヘナという植物には色を抜く力が無く着色だけです。
なので白髪には着色しオレンジになりますが、地毛の黒い部分に塗っても変化はほぼありません。
また既にヘアカラーしている部分には薄くオレンジ色が付く程度で驚く程ではないので安心して下さい。
※ヘアカラーしている所にヘナ(オレンジ)でトリートメントした様子。
もし色が付くのは困る、という方には同じ性質・効能を持った【アワル】という植物で施術すると色をつけずに髪質改善していけますよ。
参考記事:ヘナでトリートメントをお勧めする3つの理由と《無色のヘナ》について
因みにヘナの方がその効果が高いので、少しでも早く結果が欲しいならヘナで行う事をおススメします。
まとめ
いかがでしたか?
最近では髪質改善といえば、《ダメージしている髪を綺麗に改善していく》ものが殆どだと思います。
しかし今回ご紹介したのは、根本的に痛みにくく強い髪に改善していく方法でした。
特に細毛で猫っ毛の人にはその効果は絶大で、しかもそれが自然のチカラだけでできるという点が大きな魅力ではないでしょうか?
直ぐに良くなるわけではありませんが時間をかければ確実に誰でも変えていけます。
是非一度、お試しください。※ヘアカラーやパーマなどと併用も可能ですよ。