ヘナを続けると得られる効果・ヘナを辞めてしまう原因とその解決策
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
今回は『ヘナを続けると得られる効果・辞めてしまう大きな原因とその解決策』について書いていきます。
~はじめに~
今回この記事を書こうと思った理由は2つあり、前半と後半に分けてそれぞれ解説していきますね。
1つ目はヘナが良いと聞いたけど染め続けるとどんな効果があるのかよく分からずチャレンジ出来ていない人が結構多い事です。
実は興味があったり、既に始めてるけど【ヘナでこの先どう変化していくのか知りたい人】に向けての内容を書きました。
2つ目にヘナを続ける事が出来なかった人の多くに【共通する理由】があるので、それが少しでも解決できればと思ったからです。
コチラは既に辞めてしまった人や現状満足できていない人に向けた内容です。
ヘナを続けると得られる効果
ヘナ施術を続けていると確実に得れる効果があります、それは
- 髪質の向上
- 頭皮環境改善
特に髪質改善効果は続けると全ての人に起こりますので、艶や指どおりハリコシが欲しい人におすすめです。
髪質が変わっていく理由はいくつかあるのですが、まず【ヘナをする=ヘアカラーをしない】という状況になる場合が殆どなので、ヘアカラーによる髪の損傷を無くす事ができます。
その上でヘナには“タンニン”というポリフェノールが多く含まれているので既に損傷している箇所の穴埋めを行っていきます。
そして酸性の性質を持つ植物なので髪の毛を引き締める(収斂)効果があり、更には“ローソン”という成分が髪のコーティングまでしてくれ艶を演出すると共に、紫外線からも守ってくれるので。
なので”髪質が向上していかない理由が無い”のです。
また【頭皮環境の改善】に関してですが、頭皮には毛穴から排出された不純物が多く存在しています。
ヘナにはそれらを除去する効果もあるので健康な毛髪の発育を促す事も可能です。
実際にヘナをした後は頭がスッキリする感覚を覚える人が多いですが、これはヘナによって頭皮が洗浄されたような状態と言えるでしょう。
なのでヘナ後に従来のシャンプー(もこもこ泡立つタイプ)を使った洗浄は必要ないので、それらで頭皮や毛髪を痛める事もありません。
薄毛で悩んでいる人や乾燥しやすい人、逆に皮脂を分泌しやすい人にとっても、頭皮を正しい状態に導いてくれるヘナを続ける事は効果的だと言えるでしょう。
参考記事:ヘナ施術解説〈パサつき、ペタンコ、白髪〉まとめて解消していきます
どのくらいの期間続けると実感できるのか
ではそれらの効果は一体どのくらい続ければ実感できるのか。
個人差はありますが3回~8回、期間にして(1ヶ月~半年)ヘナを続けると殆どの人が何かしら髪に良い変化が起こってきます。
艶が出てきたり、指通りが良くなったり、またコシが出てボリュームアップしたり、クセが少し収まるなんて事もあり得ます。
僕は実際の営業中お客様には「半年頑張ってみて下さい」とお伝えしています。
正直1ヶ月で大きな結果がでるケースは少ないと思ってもらっておいた方がいいでしょう。
というのも既にヘアカラーのダメージを抱えてご来店頂くケースが殆どなので最初はヘナショックが起こりやすいからです。※ヘナショックに関しては後半のヘナを辞める原因にて詳しく説明します。
自然の植物ゆえ急激な変化は難しいので、ゆっくり気長に見てもらった方がいいですよ。
続けると白髪の染まりも良くなっていくのか?
よく白髪染めとしてヘナを始めたばかりの人からこの質問をされます。
染まりが良くなっていくという事はありませんが、早いペース(2週間~3週間)で染める続ける事で【色素が重なっていく】ので、多少濃くみせたり鮮やかにみせたりする事は可能です。
しかし天然の植物色素を使った毛染めになるので、毎回同じ染まり上がりにはなりませんしコントロールできるようなものではないという事を知っておいて下さい。
例えばあなたが月1程度ヘナで白髪染めをされていて、(もっとしっかり染まらないのかな…)となったとしたら出来る事は2つです。
- 染める周期を早める
- インディゴを多くしてみる
上記の2つの方法を試してみてご自分の納得のいく染まり具合を見つけるしかありません。
正直《白髪染めとしてのヘナ》を従来のヘアカラーと比較すると到底及びません。
しかし【健康的な毛染め】という点でヘナ染めは、数ある毛染めの中でも一番だと当店では自信をもっておススメしています。
参考記事:肌が弱い50代女性が【天然ヘナとインディゴで白髪染め】をしたら?
ヘナを辞める大きな原因
さてここからは『ヘナを続けれなかった人の理由』も紹介していきます。
●白髪の染まり具合に満足出来なかった
●色味を変えれないのが嫌だ
●髪の毛がきしんだ
おそらくヘナを辞めた人の理由はこの3つが多いかと思います。
染まり具合や色味に関しては従来のケミカルカラーとは違い天然色素なので正直当店で出来る事も限界があります。
しかし最後の「髪の毛がきしんだ」という理由で辞めてしまうのは僕達からしたら凄く勿体無い事で対処法もあるのでその辺を解説します。
ヘナショック
髪質の改善目的や、傷まないと聞いて天然ヘナ染めをしたのに逆に髪の毛がきしんで傷んでしまったような現象の事を“ヘナショック”と言います。
このヘナショックのせいで辞めてしまう人はとても多いです。
何故このような事が起こるかというと、ヘナは酸性の性質を持っているので髪の毛を収斂させて引き締める事が出来るのですが、ヘアカラーなどで既に傷んでいる髪の毛は表面が整っておらず四方八方に開きっぱなしの状態なので、それを強制的に引き締める(閉じる)と歪みが生じて最初はゴワゴワした手触りになってしまいます。
他にもダメージををトリートメント等で覆って隠している髪の毛(ほとんどの人がこの状態)にヘナを塗ると、ヘナの洗浄成分がそれらも取り除きすっぴん髪状態にしてしまう事で本来の髪の傷みが出てくるというケースも考えれます。
しかし誤解しないで頂きたいのは、『決して髪の毛を損傷させているわけではないですし、髪の毛の表面は開いている状態よりも閉じている方が艶が出て綺麗な健康な状態にある』という事です。
ヘナを続けているとこの髪の表面のズレが修正されていき綺麗に整っていくので、個人差はありますが一定の期間(1か月~半年)続けるときしみやごわつきが気にならなくなってきます。
なのでもし今ヘナに切り替えて間もない人でヘナショックを感じている人は、良くなっていってる途中の頑張り時だとご理解下さい。
ヘナショック対処法
とはいえ、やはり我慢できない、いくら髪質改善中でしょうがないとはいえストレスになってしまう方にヘナショック対処法をお教えします。
それは【お持ちのリンスやコンディショナー、ヘアオイルを躊躇なく使いましょう】
「えっ?いいの?」
と思った方もいるでしょうが、当店ではヘナ後にヘナショックが気になるのであればそれらを使う事をおススメしています。
というのも使ったからといって、染まり具合や色持ちなどヘナの効果に目に見えて悪影響を及ぼすといった事が無いからです。(※ヘナをする当日や前日は何もつけずに臨む方が好ましいです)
化学的なものを一切排除したストイックなノンケミカル志向などで無ければ、それらの手段を使って髪質改善中のヘナショック緩和はとても有効的です。
髪の傷みが改善されていけば自然とリンスやトリートメントをしなくてもまとまる髪になってきますよ。
また当店ではヘナのお客様専用のクリームシャンプーがあるので、そちらを試してみるのもありです。
=あわせて読みたい=
【ヘナ後に”きしむ”という人にピッタリな泡立たないシャンプーがあります】
まとめ
いかがでしたか?
ヘナを続けると『何がどのように良くなっていくのか』、『辞めてしまう原因』など解説してきました。
最近では有難い事にホームページをご覧になってヘナのご相談も増えております。
特に当店では初めてヘナに挑戦される方が多くご来店頂くので、そんな方にはとことんカウンセリングさせて頂いています。
また、【ご自身でやってみる】という方の”ご相談だけ”も大歓迎ですのでまずはご自身でやってみるのもありでしょう。
認知度は上がってきているけど理解度がまだまだ乏しいヘナです、知識がないと良い物でも生かしきれずに終わってしまいかねません。
一人でも多くの方にヘナで自分の髪の毛を好きになって欲しいので、少しでも疑問や不安な点あればいつでもお気軽にどうぞ。
ご相談・ご質問はこちらから