【くせ毛さん必見】ヘナカラーと縮毛矯正の併用は可能です。

どうもこんにちは。

吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。

 

今日は

ヘナをしているけどクセ毛がどうにもできなくて縮毛矯正と併用をしたいと考えている人だけに向けた内容です。

 

上記の様な方は今まで色んな美容室でおそらくこう言われたのではないでしょうか?

 

ヘナをしていると縮毛矯正はできません(かかりません)」

 

今日はそんな【ヘナと縮毛矯正】についてヘナ美容師が徹底解説していきます。

 

本記事の内容

店内の様子 千里山 美容院

結論、ヘナをしていても縮毛矯正はできる。

「ヘナをしていても縮毛矯正はできます」

ヘナに含まれる主な成分に”ローソン”や”タンニン”というものがありますがこれらは化学薬品ではないですし、それらが〈縮毛矯正のお薬を無効にする〉なんて事はありません。なのでヘナをしていても矯正がかけれない事はないのです。

しかしその二つの成分が場合によっては〈お薬を効きにくくする〉事はありえますが対応策もあります。

どうゆう事かというと、

ローソン:髪に艶を出し、紫外線カット。いわゆるコーティング作用。タンニン:痛んだ髪の補修、弱った髪を強くする補強作用。

天然のヘナに含まれる二つの成分には上記のような特性があるのですが、例えば縮毛矯正を行う直前にヘナ染めをすると髪の毛がコーティングされてお薬の反応が鈍くなる事はありえます。(これはヘナに限らずマニキュアやシリコン系トリートメントの過剰使用なども同じです)

なのでもし近いうちに矯正を考えているならば最後にヘナをしてから3週間程度空いたタイミングが好ましいでしょう。

またヘナ染めをし続けている髪の毛は、タンニンという成分が髪の毛を補強し続けてくれています、いわば〈とても健康な髪の毛〉故に薬が効きづらいといった現象が起こる事もありえます。

とはいえ縮毛矯正のお薬は強いので、適切な処置を行えばしっかり反応してくれます。

これらを踏まえると、どちらを先にするか迷っているならば絶対に縮毛矯正を先にすべきだという事がわかります。

ヘアアイロン 千里山 美容室 マイフ

できるヘナできないヘナがある。

先程までとは真逆の話になりますが、実は当店でもお断りする〈矯正できないヘナ〉の話もしなければなりません。

矯正できるヘナとは天然100%のヘナを使用している場合。

逆にできないヘナとは化学薬品の混ざった〈ケミカルヘナ〉です。

主にヘナの色素の発色や浸透を促進させる目的で混入されるみたいですが、当店では絶対おすすめしないタイプのヘナです。

良く染まる、早く染まる、一度で染まるなどと謳われているヘナは少々怪しいですね。

これらを使用している髪の毛に縮毛矯正のお薬を塗った場合、薬が効かないだけではなく悲惨なダメージにつながる恐れもありますので、当店ではケミカルヘナの疑いのあるお客様への矯正はお断りしています。

謝る

知っておくべきリスクや施術時間の事

基本的に縮毛矯正のお薬とゆうのは美容室の中でも1,2を争う強い薬品です。

そしてそれを髪の毛につけるとゆう事は、その分毛髪強度は下がりますので矯正をやっていない時よりは痛みやすくはなるでしょう。

また染まっているヘナの色も少し落ちてしまいますので矯正後に再びヘナ染めする事をおすすめします。※1週間は空けた方が良いです。

当日の施術時間も多めに見ておく必要があります。

因みに当店ではご新規で「ヘナ髪に縮毛矯正をしたい」と問い合わせがあった際には、「最低でも4時間は見ておいて下さい」とお伝えしています。

理由として、ヘナをし続けている髪の毛はかなり健康な状態なので薬の作用に時間がかかる事と、強すぎる薬ではなく反応の穏やかな薬で比較的ゆっくり作用させる方法をとっている為です。

砂時計

何故ほとんどの美容室で断られるのか

当店に来られるヘナと縮毛矯正を併用しているお客様は皆さん口をそろえて言うのが、「どこの美容室でも断られた」です。

もちろん当店でも全ての人に施術するわけではありません。

先述したようにケミカルヘナやその疑いのあるヘナをされているお客様に関しては仕上がりの保証はできませんしお断りする事もあります。

しかし当店や僕の知る範囲内の天然100%ヘナ愛用者であれば施術させてもらっています。

断る美容室が多い理由は、ヘナに精通している美容室ではないからだと僕は考えます。

<ヘナの事をそんなに詳しくなかったり取り扱ってないので知識がない為、その状態で施術に入ることはリスクしかありませんので結果として断られるという事だと思います。

髪の毛のダメージ

ヘナもクセ毛には有効

ところで皆さんヘナの毛染めやトリートメントとしての効果はよく知られていますが、髪質を改善する力がある事はご存じでしょうか?

ヘナの持つ酸性の性質が髪の毛を収斂して引き締めてくれるので、<「縮毛矯正がいらなくなった」という人も居るくらいクセ毛さんにも有効的なんです。

実際、髪質改善としてのヘナの効果は直ぐには出ず、半年~1年くらいかかる事も普通なので、梅雨の時期など今すぐクセ毛を直したいという方には縮毛矯正しかありません。

しかし、そこまでクセが強すぎる訳ではなかったり年齢と共に現れるタイプのクセであれば時間をかけてでも挑戦してみる価値はあるのではないでしょうか?

もし結果としてクセの収まりに満足いかなかったとしても、髪の毛が痛むわけではなく艶々にはなっていくのでどうしても我慢できなければその時矯正をすればいいのではないでしょうか?

ヘナをしたお客様

まとめ

今日はヘナ髪に縮毛矯正ができるのかどうかについて解説してきましたので最後にまとめておきます。

 

記事のポイント

  • 天然100%のヘナであれば【縮毛矯正はできる】。
  • 【ケミカルヘナ】をしている髪にはできない。
  • ヘナ髪はとても健康で頑丈なのでかかりにくい為、【施術時間】にはかなり余裕を持つ。
  • 矯正の薬は強いので、【髪の強度は落ちる】。
  • ヘナの色も【退色】するので、1週間程度空けてから後でヘナ染めする
  • 施術を断られる事が多いので【ヘナが得意な美容室】に行く。
  • クセがそこまで強くなければヘナによる【髪質改善】に挑戦してからでも遅くはない。

 

因みに縮毛矯正は定期的に伸びてきた部分(リタッチ)だけの施術を繰り返した方がリスクも少なく時間も早く終わります。

なるべく早めに頼れる美容師さんに相談してみてくださいね。


 

▼髪の痛みを改善することでクセが収まるケースもあります

参考記事:クセ・痛みに悩む40代女性に対して《髪質改善のビフォーアフター》

▼意外と実は矯正の必要がない人も居ます。

参考記事:【くせ毛をタイプ別に解説】縮毛矯正をしなくていい場合がある。