【殆ど白髪】のお客様が初めてヘナデビューした1か月《写真と解説》
どうもこんにちは。
吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。
当店には日々髪の毛や頭皮などのお悩みを持って天然ヘナ染めに挑戦される方がお越しになります。
そんな中から今回ご紹介するのは
殆ど白髪(80%)のお客様が、ヘナデビューコースで1か月に3回集中的に染めたらどうなるのか?
を写真と共に解説していきたいと思います。
白髪の割合によって色の見え方やおススメのブレンドも変わってきますので他の記事などで色んなパターンも見比べてみて下さいね。
参考記事:《ヘナ白髪染めの頻度》は写真で見るのが早い、最もよく染まるのは?
初めての方は3回~
初めてヘナ染めで白髪染めに挑戦する方は短期で繰り返し染める事を推奨しています。
白髪の量・髪質などによって変わりますが、1か月以内に最低3回は染めないと色味が安定してきません。
※当店では基本的に初めての方には【ヘナデビューコース】として3回パックになったメニューでご案内しています。
従来のヘアカラーの様に一度で希望の色味を出す事も、バリエーションもヘナにはありませんが確実に髪の毛の質が上がるので永く美しくいたいなら間違いないです。
白髪が多くてしっかり染めたい人はインディゴ多めが鉄則
施術解説の前に、『とりあえずしっかり濃く染めたい』という方はインディゴが必須になる事を知っておいてください。
もちろんヘナのみで染めてもOKなのですが、その場合【濃く】というよりは【鮮やか】になるので希望から外れがちです。
そもそもインディゴとは日本におけるヘナ染めで大変よく使われる天然ハーブで、その効果効能もヘナに似ていて髪の毛を補修し収斂(しゅうれん)する事で艶のある強い髪へと導くといったものです。
決定的な違いは保有する色味が青色だという点。
何度か=過去記事=でも登場していますがこちらの写真をご覧ください。
どちらも同じ髪色髪質にヘナとインディゴをそれぞれ一回塗布した状態です。
明らかにインディゴだけの方が暗く《濃く》見えますよね?
これが色による見え方の差なので、白髪をしっかり染めたいという方はインディゴが必須になってきます。
ただ艶やハリコシといった髪質改善の効果をなるべく早く実感したいならヘナだけの方が即効性があるので、色味さえ問題なければヘナのみがおすすめです。
初めての挑戦、ヘナを二週間に一度《計3回》の施術記録
初来店時:1回目
今回のお客様は白髪量が多く全体の8割くらいでずっとヘアカラーをされていましたが、頭皮がピリピリしたり痒みが出るので天然植物染めであるヘナに辿りついたそうです。
毛先の方はカラー履歴が残っていてオレンジ味の有るブラウンといった雰囲気でした。
伸びてくると真っ白になってしまう、でもまだグレイヘアにはしたくないそんな方は多いのではないでしょうか?
《従来のヘアカラーのようにしっかり染まる事は無い》ですが、あえての【半染め】という価値観がこれからは注目を浴びています。
染まりあがりがこちら
使用したのはヘナ:インディゴ(3:2)。
オレンジ味の中に少し緑っぽさも感じられる染め上がり。
今回は「明るさも欲しい」との事だったのでヘナが少し多めですが、実は当店で白髪染めの場合最もよく使う比率は逆でヘナ:インディゴ(2:3)です。
その場合緑っぽさがより強くでるのですが、参考までに下のお写真を見てもらうと違いがよくわかります。
※(例)別のお客様の染まりあがり根元の白髪部分が緑。
そもそもヘナやインディゴといった天然の植物を使った毛染めでは色の染まり方は【人それぞれ・その時々】です。
それを理解した上でチャレンジするのがいいでしょう。
「毎回同じ色がいい」「絶対白髪をちゃんと隠したい」という方はまだ始めるタイミングではないかもしれません。
2回目:前回から14日後
2週間経ってご来店された時の状態がコチラ
自然な淡い茶色が残っていますね。
染め上がりから段々濃い目のブラウンへと発色し、色落ちをして明るい茶色になった状態です。
(緑がかったオレンジブラウン~ブラウン~明るいほんのりオレンジブラウン)
今回も前回と同じヘナ:インディゴ3:2を使用、50分放置。
前回よりも色に深みが出ました。
明るさをキープしながらも赤くなりすぎず丁度いい感じ。
3回目:更に14日後(配合を変えてみた)
ご来店時から
カットもされたので毛先と馴染んできていますね。
始めの頃はインディゴよりもヘナの方が色持ちが良いと感じやすいですが、写真のように白髪量が多いと結構明るい印象になるので心配な方は比率に気を付けましょう。
因みにラストはこれまでと違いヘナ:インディゴ(2:3)で少し落ち着かせながら染めていきます。
しかしこれだけ早いペースで染めていますがヘアカラーと違い「全く痛みや痒みは無い」と仰っていました、体に害が無いというのが何よりいいですね。
結果はこちら
インディゴのブルーがいつもより多めに加わったことによってグッと落ち着いたブラウンに。
色味の定着具合もいいので今後は1か月毎くらいのペースで続けていくと髪質もさらに改善されていくでしょう。
まとめ
オシャレ染めから始まり、白髪が気になるお年頃になれば白髪染めに切り替えて更に染め続ける。
「あたなは人生を通して何回”毛染め”をするか考えたことはありますか?」
そんな【頻繁に肌につけるものが刺激物である】という事実を僕自身ついこの間まで〈当たり前〉〈しょうがない〉で片づけていました。
しかしその弊害・副作用は近年確実に目に見えて現れ始めています。
無理やり変える必要はありませんが、もし自分の体の事を一番に考えるようになった時の《オシャレの手段》に天然ヘナがあるとゆう事だけ頭に入れておいて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。