知ってましたか?『ヘナをしたら2~3日ベタベタする原因』実は…

どうもこんにちは。

吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。

 

今日はよくある質問に対しての回答を共有させて頂きます。

「ヘナをしたあと数日、髪に何かついている感じでベタっとするんだけど…」

 

これ、とっても多い質問です。

結論から言うと髪や肌にとって悪い事が起こっているわけではないので、「ヘナ染めとはそうゆうモノだ」と捉えるのが一番なのですが、それでは納得できない方も居ると思われますので原因から対処法まで解説していきます。

”ベタっ”の主な原因

ヘナ染め ブログ 美容室

ヘナ染めをしてベタっとする場合の考えられる主な原因は以下の2つです。

  • インディゴ
  • シャンプートリートメント

それぞれに【理由】と【対策】があります。

インディゴが原因の場合

ベタつく原因の多くは【インディゴが髪の表面に残っている】可能性が高いです。

実際ヘナだけで染めてる人からはベタつくと聞くことが殆どありません。

ベタつくと感じる方はブラウンや○○ブラウンといったヘナとインディゴの混ざったタイプを使っていませんか?

そもそもインディゴという植物はヘナに比べるとお湯で溶いても粉っぽさが強く、髪に馴染みにくい性質を持っています。

染まり方も『ただ塗るだけ』ではなく【水分】や【酸化】といった別の要素も大きく影響する少々手間のかかるハーブでもあります。

インディゴ 画像 ブログ

ただこの《ハーブの粉が髪に残っている状態》というのは髪や肌に悪い訳ではありませんのでご安心下さい。

当店で施術した場合でも一度のシャンプーでは落ち切らない人もいます、それぐらいインディゴは残りやすいものなんです。

だからといって直ぐに通常の泡立つシャンプーをしては色が完全発色しきらないまま流してしまう事になったり、色ムラに繋がりかねないのでその様な事はせず、次に紹介する方法などで対応しています。

あくまで完全に落し切ろうとしなくてもいいと云うのが当店の考えです。※もう一度言いますが、髪や肌に残ってても良い物なので。

対策

では《インディゴによるベタつき》にはどんな対策があるのかというと、まずは単純に

・インディゴの混ぜる割合を減らして染めてみる。

ただこの方法は色の好みがありますので変えたくないという方は次の方法をとってみて下さい。

・なるべく〈洗浄力の低いシャンプー〉を”髪だけに”つけてとかす。

順を追って説明しますね。

美容室 ブログ ヘナ

まず【洗浄力】に関してですが、基本的に泡立ちが良い物は洗浄力が高いです。

なのでドラッグストアなどで買えるシャンプーは洗浄力が高いものが殆どなのでおススメしません。

逆に美容室で売られている様なシャンプーは髪を傷めない為に洗浄力が低めに作られているものが多いので選べば良い物があります。

因みに当店でヘナ染めのお客様に使用しているのは“全く泡立たないクリームシャンプー”ですがこの様な洗浄力がかなり低いタイプがおススメです。

=参考記事=

ヘナ後に”きしむ”という人にピッタリな泡立たないシャンプーがあります

 

次に【髪だけにつけて】という点も大事なポイントで、ヘナ染めは施術するとそれだけで皮脂が取り除かれ頭皮の清浄にもなります。

なのでその上でシャンプー剤を頭皮につけてゴシゴシ洗うというのは、皮脂の取りすぎにつながる恐れがあります。

皮脂を取りすぎると体が異常とみなし過剰に皮脂を分泌します、それによってベタつきになる場合があるので、洗浄力の低いシャンプーを髪だけにつけて粗めのくしなどでとかす事で表面に残ったインディゴをとるという方法が最も理想的でしょう。

もしそれでも気になるという方は普段通りシャンプーしてもいいのですが、染めて直ぐ行うと色落ちや色ムラになる場合があるという事だけご了承の上行ってください。

 

シャンプートリートメントが原因の場合

第2の原因はヘナやインディゴではなくまさかの

マイフ 小牧 千里山
あなたが普段使っている【シャンプー・トリートメント】なんです。

 

(???)

全く訳がわからないですよね?

 

なぜ「ヘナ染めしたらベタつく」と言っているのにいつも使っているシャンプートリートメントのせいなのか。

ここからは少し複雑な話になるので細かい点は割愛させて頂き、なるべく解りやすく簡潔にまとめますのでご理解下さい。

 

理由
  1. ヘナをすると髪の毛が健康になっていくので、水をはじき油を吸収しやすい毛質になっていく。
  2. 市販されているシャンプートリートメントには油分タップリの物が多い。

 

いかがでしょう?この2点でわかりましたでしょうか?

要はこれまでと同じもの(シャンプートリートメント)を使っていても、ヘナをする事により髪の毛が変化していくので、いつもより油分を吸収するようになりベタベタになってしまう場合があるという事なんです

トリートメント マイフ 髪質改善

対策

僕が提案する対策は以下の2つです。

ヘナブログ ヘナ画像

  1. シリコンなど油分系の少ないモノを探す
  2. 湯シャンを取り入れて使用回数を減らす

 

まず(1)に関しては正直、色々使ってみるしかありません。

ですがそれだと選びきれないと思うので、敢えて判断材料を挙げるとすれば、「しっとり」や「ツルツル」「コーティング」といった様な広告表現の強いのものは油分が多そうなイメージなので避けた方がよい気がします。※これはあくまで個人の感想です。

シリコンや油分系で重くなり過ぎない、軽い仕上がりの物が理想的ですね。

予算が可能ならば、事情を説明して美容室で選んでもらうのが一番良いでしょう。

 

次は(2)に関して。

そもそもの使用回数を減らせば油分が付きすぎる事はありません。

その際にお風呂で全く何もしないわけではなく、しっかりとお湯で頭皮と髪を流しましょう。

湯シャン おすすめ 理由

実はこのお湯で流すだけ【湯シャン】で8割程の汚れは落ちると言われています。

なので僕自身もヘナ染めをしていますが、ワックスを付けて髪の毛をセットした日しかシャンプー剤は使いません。(3日に一回ぐらいしか洗わないという事です)

その生活を始めた頃は臭いが心配で周りの人に確認してもらったりしていましたが、ヘナをしていたお陰もあって頭が臭いと言われる事はありませんでした。

なので完全に湯シャン中心に切り替えるなら、ヘナ歴がある程度経って頭皮環境が整ってきてからがおススメです。

またトリートメントに関してはもうずっと使っていませんがサラサラすぎてよく行く整体のお姉さんに聞かれました。笑

まとめ

いかがでしたか?

実はヘナ染め後のベタつきの原因は、《ヘナでない場合が多い》事を知ってもらえたかと思います。

世に出回っているシャンプー剤やトリートメント類は手触りや見た目重視で油分系が多いものが多いので正直ヘナをするお客様におすすめ出来る商品はかなり少ないです。

また日本においてヘナ染めをする場合は《白髪染めとしてしっかり染めたい》という希望が多いので、インディゴを混ぜる事が普通なのでベタつきも当然よく起こり得る事です。

色んな対策や施術方法がありますが、何より少しでもご自身のストレスにならない方法を取るのが理想的ですね。

 

参考記事:【ヘナ美容師が解説】ヘナが染まらない原因や染め方のちょっとしたコツ