《家でヘナ染めをしたけど失敗した人》へ美容師から4つのアドバイス

どうもこんにちは。

吹田市千里山で『天然ヘナ染めが得意な美容室マイフ』をやっています小牧健太です。

今日は〈家で自分でヘナ染めをした〉、もしくは〈しようと思っている人〉にヘナ美容師からアドバイス。

 

何故このような記事を書こうかと思ったかというと、ヘナ染めはヘアカラーに比べて〈自分で染める〉って人が多いのですが、話を聞いていると「塗るの難しいよね」「全然染まらなかった」といった意見がとても多いからです。

今回は自分でお家でヘナ染めをする際のポイントを4つに絞りました。

この4つを抑えていればお家でヘナ染めの失敗は防げますし、逆にそれでもダメな場合は1度美容室でやってもらいましょう。

記事の最後には皆さんが誤解している[ヘナの真実]も少し暴露致しますので気になる方は是非最後まで読んで見て下さい。

 

①塗るのは分け目や頭頂部、顔周りだけでもいい

よくセルフヘナをされている人から聞く悩みの第1位が

「後ろが見えなくて上手く塗れない」

 

「いやそもそも美容師でも自分で塗ったら後ろなんて塗れませんよ?」

プロでもできないものを一般の方がいくら頑張ったところで綺麗には塗れるはずがありません。

なので白髪染め目的でヘナ染めをされる方は特に目立つ【分け目から頭頂部、顔周りだけ】に集中してしっかり塗るようにして下さい。

無理して不完全になるなら、気になる箇所に絞って行ったほうが効果を発揮しやすいです。

よく結ぶ人は襟足をめくったところもベタっと塗っておくといいですね。

セルフヘナ 塗る所

そして何回かに一回は美容室で全体を染めるようにようにすればOKです。

トリートメント目的でのヘナ使用の方は細かく均一に塗る必要はありませんので、それよりも髪の毛を丁寧に扱ってください。

ガシガシ櫛で梳かし過ぎたりすると髪の毛がよくなるどころか傷んでしまいます。

②塗りやすい配合があります

ヘナ施術にはヘナの他にもインディゴという植物をよく使います。

効果効能がヘナに似ていて、青色の色素を持つ天然の植物です。

白髪染めの場合はインディゴを混ぜてあげるとヘナ単体で染めた時より濃く染まるイメージなので日本のヘナ施術においては定番アイテムで、〈ブラウン〉と名の付くものは既にインディゴがブレンドされている商品です。

しかしヘナよりもボソボソとしやすくとても塗りにくいですし、水に反応するので乳化という技術が重要になってくる植物でもあります。

なのでインディゴだけで染めていて塗りにくいと感じている人はヘナも少し足してあげると粘り気が出て塗りやすくなりますよ。

逆にトリートメント効果を最大限に出したくて、色はなんでもいいという方ならヘナ単体で染めると効果を発揮しやすいです。

殆どの方がヘナだけやミックスしたブラウンを使っていますが、たまにインディゴだけで染めている方がいらっしゃいます。別にいいのですが、インディゴはプロの美容師でも扱いが難しい部類のものです。

なるべく濃く染めたいからとインディゴだけで染めていて、現状”塗りにくさ”を感じている人は是非ヘナもミックスして染めてみて下さいね。濃くそまる物でもしっかり塗れなければ意味が無いですからね。

当店で最も使用している割合はヘナ:インディゴ40%:60%、たまに20%:80%とかでも使います。(割合は大体でOK)
インディゴを混ぜた白髪染めの事例を見る

③乾いてしまってませんか?

マイフ 小牧 千里山
ヘナ施術は水分量が大事です。

ヘナはお湯や水で溶いて使用すると思いますが、乾燥してしまうとその効力がでません。

なので放置中も乾燥させない事が重要になります。

ラップしてその上からタオルまでしていたら完璧なのですがここで注意してほしいのが、塗り終わった時点で既に最初に塗布した部分が結構乾いている場合があるという事。

特にロングヘアーや白髪をしっかり染めようと時間をかけて塗布していると乾きがちです。

その場合は霧吹きなどで乾いてしまっている部分を濡らしてからラップなどをしてあげるといいでしょう。

また塗布する前にもしっかり“髪の毛を濡らしておく”のは忘れずに。

④時間はどのくらいおいてますか?

意外と多いお家ヘナの失敗理由に《放置時間の少なさ》が挙げられます。

因みに当店での放置時間は50分~75分です。

砂時計 千里山 美容室

「えっ、長っ、、、」

と思った人はまずは放置時間から見直してみてはどうでしょうか?

逆に同じくらいの時間おいているという人は他の三つのアドバイスを参考にしてみて下さい。

《ヘナの真実》よく染まるヘナなんてのは無い

皆さんお家で染めようと考えた時にどうしても【よく染まるヘナ】を探しがちですが、そんなものはありません。

よく染まるヘナがあるとしたら恐らくそれは化学染料が入ったケミカルヘナでしょう。

それでも良いというならば、もはやヘナではなくヘアカラーでもいいのではないかと僕なら感じてしまいます。

何故なら天然の植物の力をかりて行う”肌や髪に優しい毛染め”がヘナ染めだと僕は【定義】しているからです。

逆に肌や髪に優しいものは、色も優しくて当然ではないでしょうか?

美容師の僕がこんな事を言っていいのか分かりませんが、天然であるならば正直どこのメーカーのヘナでもいいと思いますしね。(当店では信頼に値するメーカーを選んでいますが、未だに粗悪な商品が世の中に出回っているのも事実です。)

皆さんキャッチフレーズや謳い文句に踊らされないように気をつけて下さい。

まとめ

本日の内容をおさらいをしましょう。

==お家でヘナ染めをする時の4つのポイント==

    1. 塗るのは分け目や頭頂部、顔周りだけでもいい
    2. 塗りやすい配合がある
    3. 乾かさない
    4. 放置時間をしっかり

 

ヘナ染めは従来のヘアカラーと比べリラックス効果もあり施術中眠くなる人が多いのも特徴です。

なので当店にお越しいただく多くのお客様も読みたい本を持ってこられたり、お昼寝されたりノンビリした時間を過ごされています。

お家で染める場合も同じです、焦って早く流したり、キッチリ塗ろうと考えすぎはよくありません。

『ゆっくり・じっくり・ホドホド』がヘナ染めをする時の心がけです。

そうすれば気づいた時にはツルツルの艶々になってますよ。

素敵なヘナライフをお過ごしくださいね。

 

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・ヘナデビューコース事例を見る

・インディゴを混ぜた白髪染めの事例を見る